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あとがき(めいたもの)
改めまして、八十島そらです。
久々の長篇、頑張りました。いかがでしたか?
舞台は大学から、中学校へ移りました。主役はまたまた「先生」です。
高校時代の夏休み、貸し切り状態の図書館にて三時間かけて『坊っちゃん』を読んでいた日を思い出します。全然完璧な「大人」ではない先生が、物語を走っていて、私の作風に大きな影響を与えました。
鶯谷先生も、大人になりきれていない先生です。
だから、ジゲンにのめり込んでいるわけでして。
ジゲンⅠのスクエイアを尊敬するようになり、
親子ほどの見た目が離れたジゲンⅡのスクエイアとはあらたな絆を育み、
無口なジゲンⅣのスクエイアの深い想いに触れる。
スクエイアとつながり、鶯谷先生も一緒に伸びていく。
先生とスクエイア達の日々は、これからも続きます。
全話お付き合いいただき、ありがとうございました。
※つながりの塔は、某花博記念公園の展望塔(現在は閉鎖)をモデルにしました。廃墟好きの血が騒ぎました。




