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「いつもの丘にも稀に出るけど、おじさんは色々と規格外だから今の所良く分からないデカいのと、他にももう一匹ぐらいと大猪ぐらいは見ているんだっけ?」

「ですね。あー、一応ヘビも見ていますけど、ヘビについては皆さんも見ていますからね?」

「そうね。撫子ちゃんがいるから武器というか攻撃方法が無い訳じゃないけれど、一応ほかの人の狩り、そろそろ見てみる?」

「いいんですか?」

「まあ、いいというよりはそろそろそっちもやらないと、本当にいつまで経っても借金が返せないというか、まあ日々は暮らしていけるだろうけどって話になっちゃうのよね?」

「この非力な自分でもイケると?」

「まあ、見てみるのも勉強という意味ではありなんじゃない?」

「ですかね?」


 と、予想通りに戦うような話の流れ。

 ただ、最初から自分一人で行かせようとは思っていないのは明白だったので、どっちの人達と行くのかと聞いてみるのですが、答えはレベッカさんの中で決まっているみたいで。


「どっちと言われたら、勿論いつものカップルのお二人ね」

「やっぱりですか」

「知識もそうだし、安全に命を優先できる指導をしてくれるでしょう?」

「まあ、ヒックスさんもウェージさんも悪くは無いと思うんですけどね」

「そうなのよ?でも、基本的に力押しでイケるとわかると二人は力で行っちゃうから、あまりおじさんの参考にはならないと思うのよ」

「ですね」


 という感じに後日いつものカップルハンターの二人と一緒に中型のモンスター討伐に行く事が決まったわけですが、その話が終わるとレベッカさんはあのロボットの話に戻ります。


「やっぱり動かす為にも一度上まで登るべきよね?」

「それが一番把握しやすいとは思うんですよね」

「危ないとかそういうのも分かるけど、一番いい方法は誰かが力づくで登るのがいいと思うんだけど、どうかしら?」

「どうかしらと言われても、自分がその役になる事はなさそうなので何ともですが、レベッカさんならイケそうな感じとかはあるんです?」

「全然、全く無いわ。ただ、二人とか場合によってはカップルさんの知恵も借りればもしかしたらという感じはある気がするんだけど……巻き込んでいいのか迷うのよね」

「やっぱりあのロボットって世に公表は出来ない感じです?」

「公表できないというよりは、動かないと多分何も成果につながらないという感じでしょうし、そもそも遺跡を見つけた場合はある程度報告義務もあるし……」

「報告義務がある?」

「アレはだからまだ見つかっていない遺跡なのよー?」

「……聞かなかった事にした方がいい話ですかね?」

「個人依頼を受けている時点で、共犯よー?」

「……ですか」


 勝手に共犯者にされているのは腑に落ちないと言いたい所ではありますが、そのおかげで助かっている部分もあるので、まあいいかなぁと言いう楽観的な感じ。

 というよりは、もし何かあったとしても事情を本当に何も知らないので喋りようがないというのも確かなので、とりあえず次回以降どういう感じでロボットを観察してくかを考えるのですが、自分がいくら頑張ってもやれることはやっぱりなさそうで。


「まあ、撫子ちゃんとも色々と話を進めているから、とりあえずおじさんはしっかりと休みがとれるように中型でいいから倒せるようになることが先決……な気がするんだけど、そこのところはどうなの?撫子ちゃん?」


 すりすりといつもの所に体を寄せて来るので、中型ぐらいまではイケるという感じなのかな?

 と思ったので、行けるの?と確認をするとすりすりと返事が返ってきたのでイケる模様。

 因みにどのぐらいまでイケる?と確認をすると、大型でも行ける気はするが、相性などの問題もあるから、なんともというなかなか難しい答えが返って来ることに。


「本当に強いわよね。それに賢いし。ね、ね?私の元に来ない?」


 ぺちぺちと否定の反応をしてくれる事に自分としてはホッとする限り。


「そのお腹がやっぱりいいのかしらね?」

「どうなんでしょうね?まあ、アウェクル達も好んでいるみたいなのでその間はいいんじゃないかなぁという感じですね」

「本当にオジサンは色々な動物に好かれるのよねぇ。何かいい香りでも出ているのかしら?」

「……自分で言うのもなんですが、出ているとしたら加齢臭だと思いますけどね?」

「カレー臭?悪くないんじゃない?」

「あれ?話が合ってない?」


 という感じに、加齢臭とカレー臭の違いの話がこの後続くわけですが、撫子的にはそれは呆れる感じの話だったみたいで早々に部屋に撫子だけ帰る事に。

 そして、食事が終わっていつも通りにさっさと寝て、起きるといつもの場所で撫子はいる形。

 今更もう慣れているので驚く事も無く、お腹の上の撫子を撫でて朝は起きるのですが、今日はレベッカさんが依頼を出してカップルハンターさんと一緒にいつもとは違う場所で中型のモンスターを討伐する依頼を見学する日。


「なにかあったら、守ってくれるって言いたいのかな?」


 起きてすぐにすりすりといつも以上に甘えて来るような動きを撫子がするのでそんな事を言ってみると、すりすりといつもの返事があって。

 凄くありがたく、嬉しいのですが、自分ももう少し力が欲しい気もして。


「まあ、頑張っているけど成果が出ていないから何ともかなぁ」


 もうすぐ半年。食生活もこっちのものになって地球の頃と違い暴飲暴食をしているわけでもないのですが、お腹がへっこむ様子は無く。

 とりあえずそれは一度置いておいて、中型のモンスター討伐の見学を今日は……楽しめるといいのですが、どうでしょうね?





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