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「で、名前は決まったの?」

「ええ。撫子(ナデシコ)になりました」

「おじさんのセンスってあまり期待していなかったけど、いい名前ね?」

「俺もびっくりだぞ?」「ああ、本当に」


 という感じに、とても期待されていなかった事が分かるのですが名前についてはそれなりによかったという評価が貰えることに。

 ただ、ここに至るまでの名前を付ける話は結構色々とあって。




 いつもの起床の時間よりも少し早いタイミングで今朝は起きる事に。

 まあ、考え事をしながら寝てしまっていたのもあって、熟睡出来ていたかと言われると多少疑問が残る部分はあるのですが、それでもすっきりとした目覚めで。


「今朝はレベッカさんが来る前に起きられたわけだが、まだこいつの名前決まってないんだよなぁ……」


 お腹の上でとぐろを巻いて、今日もすやすや?寝ているヘビですが、昨日のうちに名前を決められず。一応雌らしいので女性らしい名前の方が良さそうと思ったのですが、そもそも女性らしい名前……どころか、名前を考えること自体が不得意だったことを思い出します。


「ヘビはヘビでいいんじゃないかと、思うわけですが……だめだろうなぁ。あの状態のレベッカさんがそのうち烈火のごとく怒りだして……追い出されるのも困るからなぁ……」


 名前を付けないという選択肢は選べそうにないのでもう一度昨日の夜に考えていたような名前を頭の中で色々と浮かべていくのですが、ヘビの名前ではどうやっても格好いい感じが抜けきらず、女性っぽさはない気が。


「女性っぽい名前というより、名前を考える事自体が難しいんだよなぁ。なんか責任を持たないといけない気がするし……」


 完全にそれを認めた瞬間に名前が付くような気がしているので、あまり思い入れを強くするのはどうかと思っている部分もあるのですが、こちらがそんな感じに色々と頭を悩ませている事なんて全く知らないみたいな感じに、お腹の上ですやすやのヘビは勿論反応なし。


「重く……はないんだよなぁ」


 と、自分の独り言に何か違和感というか、キッカケになる何かがあるような気がします。


「ん?重くない?え?じゃあ、重い?いや、違う違う。そうじゃなくて……んー、なんだ?この引っ掛かり。何か出てきそうな感じがあるぞ?」


 自分の言葉ですが、何となくヘビの名前に繋がりそうな気がしたので、重い、重くない、重いかな?等の言葉を色々と口に出していくと、流石にうるさく感じたみたいで、ヘビも起きたみたい。


「あ、起きたか。今もう少しでお前の名前が出てきそうなんだけど、えーっと、んー?」


 色々と言葉を発しているうちに、ヘビも言葉の意味が分かるみたいで、自分がお腹に乗っていて重いと言われている事に気がついていつもはすりすりするお腹に顔を当てるような全く痛さのないペチペチをしてきます。


「いや、重くないからね?そう、重くないから、重いかね?って思って、って、それだ!」


 思わず横になっている状態からむくっと起き上がるとお腹の上のヘビはそのまま太ももの上に。


「オモイカネって、確かそんな名前のAIだかプログラムがあってえーっと、そうかあのアニメか」


 一人で納得して勝手に完結してしまったので、呆れるような目でヘビがこっちを見てきたのですが、オモイカネから浮かぶ名前は沢山ある状態に。


「よし、ここから色々と名前を言うから自分の名前にふさわしいと思ったら、反応してくれよ?」


 そこから女性キャラクターの名前を思い出せる限りで言っていくのですが、微妙に怪しい記憶の名前を言っていくのでヘビはヘビで首を斜めに大丈夫?って感じの顔でこっちを見てきます。

 最初はコレで名前が決められると喜んで、色々と言っていくのですがどれもコレも返事というか反応は無く、覚えている限りのキャラクター名は出た気がするのですがどれにも反応を示してくれず。


「もう、名前ってないぞ……後はタイトルぐらいだけど、あれって何だっけ?花の名前だっけ?」


 そんな独り言の後に、言ったところペチペチと反応を示すヘビ。


「ナデシコ?」


 ペチペチ


「ナデシコって名前がいいのか?」


 ペチペチ


「ルリとかラピスじゃなくていいの?」


 確認をするように聞きますが、応答するように首を横に振ります。


「じゃあ、お前さんの名前は撫子(ナデシコ)でいいわけだな?」


 ペチペチ




 という感じのやり取りが朝にありまして。

 ウチのヘビ……いえ、ヘビさんの名前が撫子となったわけですが、名前が付いただけでここまでみんなに喜ばれるのであればもっと早く名前ぐらい付けてあげればよかったかなぁと思う部分もあったのですが、その話を名前が決まった後にいつもの三人にすると、返ってきたのは自分としては心外な言葉ばかり。


「どうせ適当な名前とか付けそうだから、しっかりと考えてって話でしてよかったよかった」

「まあ、センスとか……なさそうだからなぁ。体力とか力もないけど」

「今の時点でももう撫子に養ってもらっているようなものだし、というか今はレベッカにもか?独り立ちしないと、いけないな?」


 辛辣な言葉ばかりを貰う事になったのですが、昼間は肩の上や頭の上が定位置の撫子にすりすりと慰められるような動きをされて何も言えずに肩をガックシと落とすしかありませんでした。









アニメからしっかり……借り……パク……。。。


頂戴しました(笑)


「オモイカネ」というのが神様の名前だと調べて初めて知る事に。


神様の名前って一杯あるんですね。

未だ、知らない事ばっかりです。

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