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 レベッカさんの後を付いて行く形でクレーターの中を歩き進めると、明らかに何かあるぞーって感じの場所へ到着。


「あ、そうそう。ココから入るからね?」

「横穴……というよりは通路ですかね?」

「そうねー。他の遺跡もこういう場所があって、その先に武器や防具が落ちていることがあるんだけど、他の場所だと結構この横穴が開きっぱなしになっちゃっていて、中は荒らされた後になっている事が多いんだよねー」


 こんな話を聞いたら、他の遺跡も気になってくるのですが、とりあえずワクワクの気持ちの方が上なので後について行くとそこにあったのは壁。


「この壁は?」

「まあ、多分扉の役割だと思うんだけど、こうやって、手がかかる場所があるからそこから横に……ふんっと」


 慣れた様子で扉に手を掛けたレベッカさんは横にそれをスライドさせると、自動ドアと同じような機構があるのか、反対側も一緒に動いたので簡単には入れる感じに。

 そして少し先に行くと、真っ暗な中なので何も見えていない状態なのですが、少しずつ目も慣れてくるもので、何となく色々なものがある事が分かります。


「ここから色々と持ち出すわけさ。で、ギルドで解析したり、分解したり、そうやって情報を集めて、武器や防具が少しずつ良くなっているのよー」

「大事な作業って事ですね?」

「だねー」


 真っ暗な中ごそごそとレベッカさんが落ちている部品を持ち上げる音がしたので、気になっていることをそのまま聞いてみる事に。


「明かりとかつけないんですか?」

「明かりをつけると、何かしらが反応して動くことがあるんだけど、他の遺跡でそれをやったら入れなくなっちゃったことがあってね?ソレがあってから、明かりをつけずにやることが基本的になっている感じかな」

「ナルホド。じゃあ、このまま真っ暗な中でモノを何かしら見つけて引っ張り出す感じですね?」

「そそ。理解が早くてお姉さん助かるよー?」


 その後は少し静かになりながら、三回ほど中に入っては何かしらを持ち出して外に置く行動を繰り返すのですが、ある程度時間も立ってくると目も慣れてくるもので、何となく拾っているものが何なのか分かる状態に。


「明らかに盾や槍、剣もそうだけどかなり全体的に大ぶりなものが多い気がするけど……何と戦っていたんだろう?」


 人間が持つ武器のような大きさではあるのですが、正直言って持つだけでもかなり大変。

 そんなものを軽々とレベッカさんは持って外へ運んでいます。


「このお腹だから……というよりは、単純に力が足りない感じかなぁ」


 もう少し力があった方が良さそうだなぁと思いながら、右手を持ち上げて力コブが出来るようなポーズをしてみますが、コブは無くむしろフラットで左手の指でつつくと柔らかい触感。


「腕立て伏せとかしないとダメかな?」


 言ってみて、何日ぐらい続くかと少しだけ考えてみるモノの長い事は続けられないことになるだろうという思いもあって、自分の言葉に自分で苦笑するのですが、どうやらレベッカさんにそれをみられていたみたいで。


「サボるなー。お金分働いてー!」

「あ、はーい」


 大きく返事をして、手を振ったところ結構な量の埃が舞う事に。


 ケホッケホッ


 斜め下に向きながら咳をして、もう一度前を向くのですが何故かそこに今までとは違う空気の場所がある事が分かります。

 なぜかと言えば、明らかにその場所だけ埃が無くてさっきまでそこは通路が無かったようにも見えて。


 そして、この間と似ている感覚が自分を包んでいる事に気がつきます。


 それはあの大型のモンスターと出会ってしまった時と似ている状態なのですが、前と少しだけ違う部分もあって。

あの時は不安やら恐怖やらどちらかと言えば負の感情に引っ張られる感じだったのですが、今回は逆で正の感情に引っ張られるような感じ。

 ただ、コレはあくまで感覚で感情のようなものなのでソレが正しいかどうかなんてさっぱりわからないのですが、この先に行くべきだという強い気持ちと力に導かれるように先へ進みます。


 周りに武器や防具は何故かなく、今までの場所と比べるとかなり整頓されているような感じがあるのですが、なにせ真っ暗。

 猫やフクロウのような夜目(よめ)でも利くと嬉しいのですが、多少慣れてきても凄く見通しがいいという訳でもなく。


 そのまま先へ先へとふらふらとしながらも進むと、開けた場所に到着したことが分かります。


「空気が変わった?」


 今までは通路を歩いている感じだったので、音の反響があったのですがそれが無くなった感じがあったので、開けた場所だという判断をしたのですが、だからと言って何かが見えるわけもなく。

 そして当たり前ですが返事も無いので、とりあえずそのまま真っすぐ歩いて行くと、いきなり強い光がスポットライトを浴びるような形で自分に。


「うわっ、まぶしっ」


 思わず強く目をつぶってしまうのですが、目をつぶっていても光がおさまっていないことは分かる状態だったので、少しずつ薄く目を開いてみると目の前にあったのは……



「ロボット?」



 アニメで何度も見て来たような結構格好いロボットが目の前に。


 すっごく内心は喜んだのですが、乗り方も分からなければ乗れるとも限らず。そしてここまで来て勝手に光が降り注いでいる今の状態もどうやって説明をしたらいいのかも分からないわけで。


 嬉しさよりもいい訳をどうしようか考える、そんな感じに自分はロボットと出会います。







やっと、ロボットに出会えました


勢いで行けるところまで行きたいので、出来るだけ頑張ります

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