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 二日ほど動けない状態が続き、三日目からは散歩が出来るようになって念の為動けなくなる心配が無いように五日目は今までと同じような採取活動をしてみたのですが、若干怪しい痛みが稀にはあるモノの問題はなさそうという言葉も貰えたので、今日の採取の報告も兼ねてレベッカさんに回復を伝える事に。


「私の休日はー、いつだっけ?」

「いつでもいいぞ?」

「じゃあ、この後?」

「外は少ししたら暗くなるぞ?」

「だったら、明日?」

「弁当の用意は?」

「……明後日なら予定が組めるみたい?」


 こうやって真面目に観察してみると、かなりの信頼関係にあることが分かる状態で、明後日の早い時間から遺跡に行くことが決定。


「因みに、何か持っていくものとかは?」

「んー、情熱があれば大丈夫かな?」


 レベッカさんは何処まで行ってもレベッカさんみたいで、大丈夫?という顔でもう一人を見てみると、ニコっと笑って。


「問題ない」

「ね?情熱があれば大丈夫でしょ?」

「安全性は?」

「その辺りも問題はない……はずだ」


 どうやら門番を一緒にやっている二人はある程度事情を知っているみたいなのですが、微妙に歯切れが悪い事に多少の不安が残るところ。

 そして、そんなこっちの様子も理解しているみたいで、もらえた言葉はたった一言。


「この間の大きいのが何かも分かっていないから今言える事は何もないんだ」

「あー。ですね?」

「だろう?」


 言われてみれば、自分はよく分からないのを見て、体験しているわけで。

 そしてあれが何だったのかという質問に対してもなにも返事はなく、危ないモノである可能性は否定できないが、だからと言って何かしらの対応策があるわけでもないというのが正直な所だと聞いたばかり。

 そして、それに関係性があるのかと聞いたところで答えは勿論分からないとなる事は当たり前。


「まあ、行けば分かる。別に難しい事もないぞ?」





 二日後の朝早い時間、天気は良くまさに発掘日和と言えそうな感じ?なのでしょうか?


「どちらかというと、暑くない日の方が楽だが?」

「発掘日和ではない?」

「気持ちはいつでも発掘日和だけどねー?さ、まあとりあえず行こうか?」


 レベッカさんに連れられて、遺跡へ行くことになったのですが今までと同じことを勝手に想像していたのですが、門の所にいるのは見た事のない動物。


「あれ?見たことなかったっけ?」

「ないですね?」

「一応村で飼っているんだけど?」

「乗り……モノというか、荷車を引いてくれる感じですか?」

「いやいや、各自乗る感じ?」

「初めてでも、乗れますかね?」

「怖がらなければ?」

「重いですよ?」

「へっちゃら?だとおもうよ?」


 え?マジで?って顔でそこにいる一頭がこちらを見て来るのですが、馬にも乗ったことのない自分がいきなりこいつに乗れる?って感じなのですが?


 そこに居たのはゲームで見た事のある鳥と馬を掛け合わせたような……モンスター?


「あ、一応種類で言うと家畜になるからね?」

「あー、はい」

「で、みんな乗せたがらない……と思ったんだけど、凄いね?」


 最初に自分に興味を持っていた一体が近付いてきたかと思ったらいきなり顔をお腹の辺りにすりすりと擦り付けて来るのですが、なかなかそれが気持ちいいみたいで一度鳴き声をあげると、周りにいた子達も同じようにすりすりしてきます。


「コレは、一応気に入られているんですかね?」

「かなりー?」


 二人で行くのに三匹?と思っていたのですが、その三匹が順番に自分のお腹に顔をすりすり。

 そしてそのすりすりは終わりが見えない感じに。


「はいはーい。すりすりは終わりでーす。出発準備して下さーい」


 レベッカさんがちょっとだけ引っ張るような感じでお腹の辺りをすりすりする一匹を離すと、スンとした感じになりながらも離れてくれます。


「因みになぜ、三匹?」

「私が乗るでしょ?」


 そう言って、一匹目を指さします。


「一緒に来る貴方も乗るでしょ?」


 更に言いながら二匹目を指さします。


「ええ」

「発掘品は?」

「あー。荷物持ち?」

「正解!」


 そして頭もそれなりにいいみたいで、自分が荷物持ちだと思っているであろう一匹がもう一度お腹をすりすりし始めます。

 ただ、レベッカさんはその辺りまでしっかりと考えた上で言っていたみたいで、ニヤリと笑います。


「そこまですりすりするほど好きなら、乗せてあげようね?」


 そんな!?馬鹿な!?まさにそんな顔をして、口をあんぐりと開いて目も大きくする一匹は首をがっくりと落として、本当に乗るの?という目でこちらを見てきます。


「そんな目をされても、乗らないといけないからね……」


 そういうしかないのでそのまま言葉を発すると、そこまで大きいモノではないのですが鳴き声をあげて乗せてくれることに。

 そしてそれを笑う様にもう一匹が自分のおなかにまたすりすりとしてきます。


「そのお腹、すりすりしたくなるような魔法でもかかっているの?」

「いや、魔法自体も使えないんですけどね?」

「だよねー?ちょっとあとですりすりさせてもらってもいい?」

「……人に見られなければ?」


 どうこたえるのが正解だったのか分からないのですが、レベッカさん的には正解な言葉が出ていたみたいで、とりあえず行こうか?と、言われたのでそろそろ出発みたいです。







毎日の話数が減ってきていますが今日はここまで

明日も更新できると思います

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