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パーティーを追放されて出て行った少年は、再会した美少女三姉妹のパーティーに迎え入れられる。  作者: 竜ヶ崎彰


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元お嬢様の初仕事

メアリとサーシャの冒険者としての初めての仕事が始まった。


依頼の仕事は俺が選んだ初級(ベース)の仕事として、初級(ベース)迷宮(ダンジョン)探索に行く事にした。

心配だから俺らも行く事になったが…


***


そして迎えた探索当日。


「なんか緊張するわね…」


「ええ…私達もついに冒険者デビューね…」


2人を見ていると、なんだか懐かしく感じた。

俺達眠れる(スリーピング・)女神(ゴッデス)の初めての仕事も初級(ベース)迷宮(ダンジョン)だったから…


(先輩としてこいつらに恥じない冒険者を目指そう)


「よし!俺達もいくぞ!」


「勿論!」


「ミミカ頑張る!」


「こらこら、頑張るのはこの2人だ…私達はあくまで援護だ…」


ユラ達も意気込んでいたが、モルフィの言う通り今回俺達は2人の援護のみだ…


***


援護のみ…

のつもりだったが…


「ぎゃああああああ!」


「おいい!大丈夫かぁ!?」


メアリはミミックに引っかかって喰われかけていて…

さらには…


「あれ?これなんだろう?」


「バカ!それは!」


「えい!」


クイ!


「ぎゃあああああああああああああ!!」


サーシャは大きな転がる岩の罠に掛かる。


それから沢山の罠や魔物に、襲われていて結局俺らで応戦した…。


「お前らなあ!少しは躊躇しろよ!!いくら駆け出しでも注意深く観察するのが冒険者だぞ!!」


いくら素人でも、限度があるだろって思うくらいにこの2人は罠という罠にかかりまくっていた…。


結局緊張してんのは俺らの方だった…。


こいつらの危険がどこに迫っているかも分からないわけで…

普通の冒険者ならこんなの普通に回避できるんだが…

こいつらと来たら…


「お前らな…これじゃあ冒険者なんて無理だぞ…」


「そう言われても…」


「私達もう帰る場所ないから…」


呆れた…。

こいつら、勢いで家出した割に冒険者としての一番大事な知識は全然だった…。

もう最後思いやられる…。


「はっきり言う、メアリもサーシャも冒険者には向いてないと思う」


「「え!?」」


「そんな…」


「ライア…ちょっと言い過ぎなんじゃないの?」


言い過ぎなのは分かっていた…

だがこいつらの事を考えるとこれが正しい選択だと感じている。


「悪いことは言わない…親に謝って…ん?」


遠くの方から何か音が聞こえた…。

しかもその音はどんどん大きくなってきていて、まるで何かがこっちに近づいてくるような…。


「って、ええええええええええええええええええ!!??」


「グアアアアアアアアアアアアアア!!」


なんと、俺達の前には頭に角が生えた熊のような巨大な魔物が襲いかかろうと出てきてしまっていた…。


これ、"絶体絶命"じゃん!!

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