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パーティーを追放されて出て行った少年は、再会した美少女三姉妹のパーティーに迎え入れられる。  作者: 竜ヶ崎彰


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怪奇は幕を閉じる…

ついに姿を現した学園内怪奇現象の犯人…。

とは言っても、実はサーシャが黒幕だったとは…。


姿を現した犯人は、そのまま俺を襲い始めた。


「く!お前、何者なんだ!?」


間一髪で相手の斬撃を避けた俺は相手に問い出した。


「俺は"ナッシュ"!知ってるか!?深淵の業火(ガラクティア・ヴォル)って奴の一員だ!」


「が、深淵の業火(ガラクティア・ヴォル)!?」


前にも教えたが、『深淵の業火(ガラクティア・ヴォル)』とはこの国で一番危険視されている犯罪組織…。


"ナッシュ"と名乗ったその男は確かにいった…。

深淵の業火(ガラクティア・ヴォル)の一員だと…。


以前パプリクアを襲ったコロロのいた組織…。

そんなやつが…どうしてこんな女の子の申し出を…


「ちょ~っと金に困っててな、この嬢ちゃんが報酬弾むからって言うから協力してやったのさ!その女の子(ガキ)を殺すだけなんて簡単な仕事じゃねえか!」


「何が簡単な仕事だ!考えなかったのか!?信頼していた親友に裏切られたメアリの気持ちを…それをお前とサーシャが踏みにじった…許さねえ!」


俺は怒りを露わにした。

その直後にナッシュが攻撃を仕掛けてきた。

俺はとっさに隠し持っていた短剣で応戦した。

そして同時に変装を解いた。


「え!?アイラさん!?あなた男だったの!?」


「ごめんな…騙すような事をして、それと、俺の本当の名前は『ライア』!冒険者だ!」


こんな形とはいえ、メアリに正体を明かしちまった…。

さぞ、驚いて…。


「・・・・・」


(ってジト目で引かれているううううううううう!?)


「あなたってそんな()()が?しかも、女装して偽名までしてこの学園に通うとは…」


「いや!学園長直々に依頼を受けて来たんだよ!れっきとした"仕事"だよ!!」


「よそ見してんじゃねえ!」


「っ!?くそ!」


動きが速すぎる!それに、攻撃をしかけた後すぐに影に入っちまって隙がねえ…


くそ…どうすれば…


待てよ…影の中って事は…


「えい!」


俺は盗賊(シーフ)スキルで教室のカーテンを引きちぎった。


すると日の光が教室を照らした。


そして驚くべき事が起こった。


「うわあああああああああああああ!!」


「やっぱり!!」


思った通りだった…。


影の形は光によって変わる…。

そしてこいつの能力にも影響があった…。

弱点は『光』だった。


その証拠に、ナッシュは影から出てきた。


「くそ!こんな事で…」


「せめてガキを殺して…」


「させないわよ!」


「ぐは!」


間一髪でユラが応戦してくれた。


「ユーラさんも!?」


「この(アマ)!よくも、俺の仕事を!って、あ!」


「残念だな!お前の活躍はここまでだ!」


武器を奪い、成す術がなくなったのか、ナッシュは降参した…。


こうして、学園の怪奇現象は幕を下ろした…。




***




その後、ナッシュは軍に連行されたが、驚くべき事実は分かった。


実はナッシュは深淵の業火(ガラクティア・ヴォル)の一員じゃなかった。


カツアゲをする為によく言っていた単なる嘘だったらしい…。


ちょっと焦った俺は思った。


(こんな偽物に惑わされたなんて…)





***



事件は解決した事で俺達は当然学園を去る事にした。


サーシャは今回の行いを深く反省して学園を自主退学する事にした。

嫉妬が生んだ悲劇とはいえ、自分が招いた事は事実。


「メアリ…ごめんね…私…」


「そんな事無いわよ!」


メアリは泣いていた。


「あのね、サーシャ!あなたは私が頂点に立っているとか言っていたけど、それは努力したからなの!それに、努力できたのは、あなたがいつも傍にいてくれたからなの!」


「え?」


「あなたがいてくれたから頑張れたのよ!私、今でもサーシャを大事な親友だと思っているわ!」


「・・・メアリ!ごめんね!本当にごめんね!」


「サーシャ!」


2人は互いの胸に秘めた思いを口にして和解した。

和解の証に抱き合って泣いていた。


(良かったな…)


こうしてサーシャは学園を去った…。


そして俺達も、依頼達成という事で学園から出て行った。




***


ーー数日後。


組合で初の直々の依頼達成を祝っていた。


「でも、ちょっと残念だったわ!ライアのあの姿がもう見られないなんて」


「言うな!」


「ミミカ、お兄ちゃんのあの姿また見たいです!」


「私も…」


「お前らいい加減にしろ!」


どうやらみんな、俺の「アイラ」としての姿を非常に気に入っていた。


だが、もうこりごりだ…。

恥ずかしいと言う事もあるが、正直、あの悲劇を思い出しちまうから…。


きっと今頃、メアリも頑張って…。


「あ!みなさん!お久しぶりです!」


「え!?えええ!?」


驚いた。

声をかけてきたのは、メアリだった。

しかも隣にはサーシャがいた!?


「ふ、2人ともどうしてここに!?」


「実は、私も学園を自主退学しました!」


「は、はあああああああ!?」


話を聞くと、メアリはサーシャの件は自分が原因だとして、サーシャを追う形で学園を辞めたらしい…。

それから、2人ともそれぞれ親に勘当されたとかで…。


サーシャならともかくメアリまで…。


「って、辞めたって、あなたたちこれからどうするのよ!?」


「はい!私達!」


「実は・・・」


「「冒険者になりました!」」


「えええええええええ!?」


「やっぱり、私にはサーシャが必要だから!」


「私もね、メアリに迷惑かけちゃったから、せめてこれからはこの子に尽くしたいの!」


訳が分からないが、とにかく仲直り出来たみたいでよかった!


「という訳で、改めまして、ライアさん!ユラさん!他の皆さんも!」


「「よろしくお願いします!」」


ま、いいか・・・。

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