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パーティーを追放されて出て行った少年は、再会した美少女三姉妹のパーティーに迎え入れられる。  作者: 竜ヶ崎彰


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カイザーウルフの親子

翌朝。

朝食を済ませ魔物退治に向かう準備を終えて谷へと出発を始めた。

険しい道のりだと思っていたが一本道だったらしく、道に迷うことはなかった。


(なんか緊張がほどけそうだな…。)


巨大な魔物っていうくらいだから、もっと険しい道の先に居るのかと思ったんだが・・・。


そしてそうこうしているうちに、目的の場所に着いた。


正確には目的の場所の入り口である()()であった。


俺達は警戒心を抱きつつもその洞窟へと入って言った。


ジメジメしていて薄暗い、まさに隠れ家にはうってつけの場所だなこりゃ・・・。


いったいどんな魔物なのか・・・。



***



いよいよ魔物とのご対面になった。


また緊張してきやがったぜ・・・。


そして魔物の姿を目の当たりにした俺達。


驚愕した。


「こいつは!?カイザーウルフ!?」



***



”カイザーウルフ”


それは最強の牙と素早い身体能力を持つ瞬足の獣型の魔物。

大人で言えば全長5メートルを誇り、その巨体からは想像できない程の素早い身のこなしが出来る。


ただ、こいつらは子煩悩な所があり、子育てには命を懸けると言う。



まさかこいつが、街を騒がせている魔物だったのか?


怯むな・・・。

俺達の仕事はこいつの退治。


「ワオオオオオオオオ!!」


やばい!

威嚇してやがる!?

こいつ、俺達を敵と認識しやがった。


「みんな!戦闘態勢に入れ!」


「ミカサ、アリッサ!僕らもいくよ!」


「「はい!」」


全員戦闘態勢に移りカイザーウルフと対峙した。


だが、カイザーウルフの鋭い前足の鉤爪による攻撃には歯が立たなかった。


「くそ!こいつ強過ぎだろ!」


明らかに今まで倒してきた小さなゴブリンとかとは訳が違う・・・。

ってか、なんかおかしいぞ・・・。


カイザーウルフの攻撃が、敵と認識した俺達に対する殺意を感じない・・・。


まるで、血を見せたくないような・・・。


「ん?」


カイザーウルフの後ろを見てみると、驚いた。


なんと、3匹のカイザーウルフの()()がいた。


俺は確信した。

このでかいカイザーウルフはこの3匹の()なんだ・・・。


子供を俺達から守ろうとして・・・。


それなら・・・。


「みんな!攻撃を止めろ!!」


「え?」


「どうした!?」


俺は攻撃を止めてくれたみんなに事情を伝えた。

みんなも驚いたが、俺が事情を話したことで理解を示してくれた。


「じゃあ、街を襲っていたのは・・・」


「おそらく、子供を育てる為だろ・・・」


"カイザーウルフは子煩悩な所がある"ってさっきも言った。

まさにそれを表していたんだ・・・。


ならここは、放っておいても・・・。


「おやおや、ダメですねえ・・・」


「ん?」


市長?

何しに来たんだ?


「市長、こいつを殺せば良いんだな?」


「はい、害獣ですから・・・」


な、なんだ!?

まさか、こいつ?

カイザーウルフを殺す気か!?


「止めろ!」


「ん?あなた方が始末しないからこの方に任せたんですよ!」


市長はこうなる事を見越していたのか、別の冒険者を雇っていやがった。


この野郎・・・。


させるかよ!!


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