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World Enough and Time(世界も時も)

「ボウスハイトさま、これでよろしかったのでしょうか?」

「ああ、あれで良い。鷹山もそう先は長くない。時間の問題だ」

 ボウスハイト・ロックフォーゲル大統領と電話で話しているのは、架塔リックであった。


「なにしろ、まだ今年総選挙があったばかりですからね」

「順当にいけば四年後の衆院選だな」

 日本国の秘書官と米大統領との密談である。


「プロミネンスの沈静化にはまだ数年掛かる。それまでメシヤが表舞台に出るには、尚早だ」

「ボウスハイトさまの手腕が問われますね」

 リックも物怖じせず言うことは言う。


「オブライエンの手際の良さには私も舌を巻いたよ。ハイパーループ全通がここまで早くなるとはな」

「ボウスハイトさまと同じく、ボストンで学ばれていた縁ですね」


「私はまだ小さかったが、彼女のことはよく覚えているよ。現代トップの頭脳ではなく、過去の偉人も含めての最高峰かも知れん」

 あのボウスハイトをしてこういわしめるとは、ジェニー(天才)の名にふさわしい。


「コーラー、いい働きでしたね」

「奴ならオブライエンもガードを緩めるだろう。血生臭い裏世界には珍しい存在だよ」



「アーロン首相とメシヤ少年を会わせることが出来たのは大きかったですね。今後のボウスハイトさまの中東問題解決のためにも」


「第三神殿の建設場所、だな。そのために2000年近くも流浪してきたわけだからな」






導きたまえ

おお、高き天空の支配者なる父よ

いずこなりと御心のままに

進みて我は、従いまつらむ









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