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ハラッパーの真ん中で  作者: 三重野 創


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隠れミノフスキー粒子

スマホは作れるが、その機能が失われた世界。




 バブル時代、いくら派手な生活をしようとも、後ろめたいことをしようとも、現代ほどスキャンダルに発展することは無かった。


 ターニングポイントはカメラ機能付き携帯。憧れの職業であるはずの芸能人は、プライベートなど壊滅状態となりはてた。


 そこへ、われらのメシヤが疑問を呈した。

「小さい頃に描いてた、理想の社会とは違ってしまったなあ」


 メシヤ少年は一体どうやってそこへたどり着いたのか、電波障害を起こし、電子機器を無力化する粒子を発見していた。


 この粒子を散布すれば、遠距離ミサイル攻撃も無力化できる。戦争のありかたを変えてしまうほどの大発見であった。


「まったくこの通りじゃ無いけど、現代科学の基礎知識2050年版にはさらっと書いてあったんだよね。しかも、どうやらはるか太古の昔からあったらしい」


 機動戦士ガンダムにおいて、記録媒体が磁気テープやフィルムカメラであるのも、ミノフスキー粒子の影響下でハードディスクや携帯電話の類いが使えないためである。


「これを適宜用いれば、僕が生まれる前のあの熱い時代が再燃するんじゃないかな」

 大人数で集まって、見つめる先が画面なのは、やはり寂しい。


「ガンダムでも描かれてるけど、隠れミノフスキーで得られる物もあるんだ」

 時代に逆行するわけではない。特殊な力場の形成も可能になり、核エネルギーから直接電力を発生させることが出来るようになる。タービンは不要なのだ。


「危ない使い方もあるにはあるけど・・・」

 メシヤの感応波が聖剣を増幅させることにも通じる。


「野菜作りやキャンプがブームになってるのは良い傾向かな。電子機器に囲まれてると、どうしてもインスピレーションが鈍る気がする」

 コンピューター少年のメシヤが言うと、妙な説得力がある。


「『会議の資料がいまどき紙で』って、シニア世代をやりこめる目的でよく使われる論調だけど、そういうのも陥りがちな穴だなあ」

 カミの同音異義語から、何かを感じ取れないだろうか。











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