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洒涙雨

作者: 顎歌

いつだって向こう側を

眺めることしか出来ない。


この星の川さえもを飛び越えられたら

君といつも一緒にいられるのかな?


明日にでも会いたいよ。


何度も何度も浮かんできた心の文字は

上手く形に出来なくて丸めて捨てた。


君が聴こえなくなって何光年だ?


星平線に消えてゆく。


このまま忘れてしまえれば、楽なのにな。


でも、触れられないのにずっと心の中にいて

近くて遠いあなただ。


星が何億個あっても

この暗い宇宙じゃ独りぼっちだから


兎のように寂しがりの

君は泣いてるかもしれない。


けれど足も腕もどれだけ伸ばそうと届かない。

僕は、無力さ。分かってたよ。



なら、せめて

濡れた月のような君の瞳から落ちた

寂しがりの水兎が暗い宇宙に消えてしまう前に

僕の全ての力で掬わせてよ。


たった15億回の心音が悲しみで鳴らないように


数多の星に載せた君を歌う声、聴こえるかい?


もう、泣くなよ。


音がなくても見上げればちゃんと流れてる。

下手くそな言葉で君を歌う流れ星は

読んで下さってありがとうございます。


哺乳類の一生の心拍数数は、15億回らしいです。

ネットで調べたので本当かどうかは分かりませんが。


誰かを想う歌は何光年先までも

ずっと輝いて届くかもしれませんね。

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― 新着の感想 ―
[一言] 違ったら、すみません。 いくつかのボカロを題材にしていますか? 見たことのあるフレーズがいくつかあったので。 それにしても、やっぱり顎歌さんは綺麗な言葉を紡ぎますね。 改めて、そう痛感…
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