第9話 来訪!家康公
第九話 来訪!家康公
2月某日、日本国使節団に家康公、秀忠公などが来ていた。
家康公は日本国へご案内すると言われて喜んでいたが、なぜか屋敷に呼び出されて、困惑していた。
「お主ら、そちらの国までは船で行くのであろう?なぜこの屋敷から行くのじゃ。」
「それはですね、船が近くの港に停泊できない為です。」
「つまりは、そちらが最初来たあの大鳥で船まで行くと?」
「さすがです。もう少しで到着するので、お待ちください。」
−5分後
「きましたあれです!」
「お父上、空を飛んでおりますぞ!」
「見ればわかる!しかし!そちらの国に行けるとは重畳至極。」
「恐れ入りますが、早く順番にお乗りください。『いずも』まで直ぐに着きますからね」
−数分後
「おぉ!これがそちらが言う『いずも』か!凄い!」
「なんと…父上、船の上で馬が走れるほど広いですぞ。」
「さて、皆さま、もうすぐ降りるので準備をお願いします。あと、家康公と秀忠公は『いずも艦長と面会する事になってますがよろしいですか?」
「カンチョウとは?なんぞや?」
「あぁ、この船の長です。」
「あいわかった。すぐに行こう。」
−首相官邸−
「総理、視察団がいずもに到着されたようです。数時間後には横須賀港に入港します。」
玉沢「そうかそうか。きっと驚いてるだろうな。で、俺の出番はいつ?」
そう、玉沢は家康公と会談することになっている。
「横須賀到着後、車でこちらに向かうのですぐに来ますね。」
玉沢「心の準備がまだできてないんだが…歴史の偉人だぞ…」
官房長官「まぁ総理のお得意のいつものでなんとかなるんじゃないですか。」
玉沢「官房長官も外相も出てもらうからな。」
官房長官・外相「えぇ〜」
玉沢はまだ心の準備が出来ていないのであった。