第6話
6話
−首相官邸−
玉沢「あっちの日本じゃ異世界だかなんだか知らないけど、時期がズレてるとは言え、関ヶ原の戦いが起きそうって、面倒なことになりそうだな。」
官房長官「しかも、江戸、大阪と2地点に派遣したのが裏目に出てしまうとは…。家康公からは自衛隊の派遣要請まで出てますし。」
玉沢「派遣要請には正直参ったな。あと、石油と食料が尽きそうってのに資源の獲得をする前に戦争が始まっちまう。」
外相「とりあえず、江戸との連絡がすぐ取れるように、外交官と自衛官を駐在させましょう。」
玉沢「家康公は俺らと国交を持つ事に賛成的だか、淀殿は少し拒否的な感じを出してきてるのがなんとも言えないな。」
新崎一行が江戸城に訪れ、本国へ戻っている頃、
佐々木たち大阪派遣組は大阪でしばし待ってくれと言われ、
5日程待たされ大阪に上陸し、またそこから5日程待たされたのである。
その後、淀殿と三成公と面会したが、それどころではないと言われ、
さらに国交を結ぶことは困難と言われ、
挙句の果てには伴天連との関与も疑われた。
佐々木達は仕方なく、帰国したのであった。
玉沢「いっそ、家康公を支援して幕府を開かせたらどう?そしたら友好結べるでしょ。」
官房長官「それでももういいかもしれませんね。でも国民にどう説明しますか…」
玉沢「そこだよな。それと自衛隊を出動するにしても、どうやって出動させるのか…」
外相「いっそのこと、家康公の行軍に自衛隊を同行させて、演習中に西軍側から攻撃を受けた為、自己防衛の為反撃したってことにします?」
玉沢「それは、無茶だろ」
と、会議は難航しつつあった。