第13話
−国会議員との会談を終え、観光も終えた次の日。迎賓館ではー
「見よ秀忠、あれが『おすぷれい』というものらしい!」
「すごいですな!父上!」
音を立て、周りに風を起こし、家康公たちの前に着陸するのは、陸上自衛隊V-22オスプレイ。
そこから出てきたのは日本国玉沢内閣の一員の鬼丸防衛大臣である。
「家康殿!初めまして、防衛大臣の鬼丸誠司です。」
と、軽く挨拶を交わし、行事について軽い説明を受ける。
「なるほど。では、あそこにいる青い制服の兵が"儀仗隊“じゃな。」
「はい。そうです。今から栄誉礼を受けていただき、このオスプレイで東富士演習場に移動します。」
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いつものアノ音楽が演奏され、一糸乱れぬ、足音もズレない行進が行われる。
「凄まじいな。動きが乱れてない。鬼丸大臣、我らの軍も訓練すればこの様になるのか?」
「うーんまぁとても厳しい訓練を積めば、ある程度の練度までいけるのではないでしょうかね。」
「そうか…」
厳かな雰囲気の中、予定通りに式典は行われ、家康公一行はオスプレイに搭乗した。
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〜神奈川県上空〜
「凄いな!これが相模国か!一望できるぞ!皆にも見せてやりたいな!」
「父上、この後も楽しみですな。」
〜東富士演習場〜
「私が今回の紹介役を務める、棚坂一等陸佐です。お願いします。」とピシッと敬礼を向ける。
「おお、宜しく頼むぞ。にしても、富士はここでも綺麗じゃのう。」
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〜「だんちゃーーく!今!」
物凄い爆発音が演習場内に響き渡り、同時に爆風も届いていた。
「すごいな。みたか秀忠、戦の概念が変わるな。先程の10式戦車のといい、味方にすれば頼もしい。戦神じゃ!」
「は、はい。父上。これで天下も間違いないですな。お、次の演目が始まりますぞ。」
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翌日、首相官邸では・・・
「これから玉沢総理大臣による会見を始めます。」
「この度は、隣にある日本と国交を締結したことを発表します。
また、同時にその日本の代表者と直接会って会談したことも発表します。
その日本の代表者こと、内大臣徳川家康公であります。
また、家康公は先日密かに来日しており、先ほど申し上げた、会談は官邸で行ったものであります。
家康公はですね、国政の全てを任せられており、国交の締結も良いという返事でした。
また同時に、我が国に国内の武装組織に対する、【治安維持協力】要請も同時に行われました。
治安維持協力要請に関しては現在留保している状況ですが、時期を鑑みて受諾したい。そう考えています。
また、隣にある日本の騒乱が落ち着き次第、その日本以外にも使節団を派遣する考えです。では、質問があるどうぞ。」
「日日新聞社の佐竹です。もし、自衛隊を派遣した場合、自衛隊は最前線で戦闘をするのでしょうか?」
「いえ、自衛隊は支援を確約しています。次をどうぞ」 「それは返事になっt」 「次どうぞ」
記者会見をこなし、終わった玉沢は執務室に戻っていた。
玉沢「で、自衛隊は行けそう?」
防衛相「先遣隊として、中央即応連隊、水陸機動団が派遣準備完了との報告が上がってます。あと、江戸連絡センター建設部隊と江戸連絡センターの幹部も編成完結しました。いずも、おおすみも直ぐ動けます。」
玉沢「わかった。明日14時丁度に作戦開始だ。外務省は江戸に連絡。」
「了解しました。」
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−翌日、防衛省。
「先ほど、中央即応連隊等を載せたいずも、おおすみが出港しました。
まず手始めに水陸機動団が上陸し、その後着陸地を確認した後、中央即応連隊がオスプレイ・チヌークで上陸し、そこから江戸城に中央即応連隊を配置します。
そして、連絡センター予定地に施設科による、簡易的な連絡センターを立ち上げる予定です。
また、東部方面副総監が来るまで現地で指揮を執る、戸原一等陸佐は江戸城で家康公と会談予定です。」
「ついに始まるな。実戦がまさか戦国の武士とは皆思わなかっただろう。」
「えぇ、まさかですよ。でも、これからあの日本は我々が守ることになるんですか?大臣」
「それはまだわからん。まぁ安保協定は締結する予定だ。まぁ武士がいるから国内は大丈夫だろう。あとは…」
「あとは、外国勢力ですか。」
「あぁそうだ。マンパワーで朝鮮領の圧力を強めていると聞く中国や、東南アジア方面は欧州列強がいるからな。」
「はぁこれが終わったら、中国、東南アジア方面ですか。上手くいくと思います?植民地主義全盛期ぽいですよ。」
「舐められないようにするしかないよな…。やっぱり米軍を出すか。」
「米軍は無理なんじゃないですか?」
「いや、米軍の空母を出す。」
「はぁ?何言ってるんですか?米軍は本国の命令がないから動きませんよ。」
「それがだな、アメリカのワドソン大使が米西海岸に新アメリカ国を立ち上げたいらしい。なのでその間は日本政府の要請も聞くらしい。もちろん米軍も含めてだ。そこで東南アジア辺りが終わったら西海岸に進出する。
そして、サンフランシスコあたりで建国宣言するらしい。」
「はぁ、わかりました。米軍側と計画立案しないといけないですね。」
今日も鬼丸大臣に翻弄される防衛省幹部であるのだった。




