#001
ア&ふ「痛快! テキトーラジオ!」
アズサ「こんにちは~。桃川アズサで~す」
ふみや「こんにちは。水瀬ふみやです」
アズサ「この番組はテキトーに会話するだけのラジオ的な何かです。カギ括弧しかありませんので御了承下さいませ!」
ふみや「声のお仕事をしている僕にとってレギュラー番組は大きな資金源とモチベーションに繋がりますっと」
アズサ「この番組って、そんなにぶっちゃけていいの?」
ふみや「テキトーでいいそうです。だって……プロデューサーが収録現場に来ていないし」
アズサ「井内さん……来ていなくて私的には相当あせったんだけど」
ふみや「柿田さん曰く、『いつものこと』だそうです」
アズサ「まぁ、そんなテキトーな番組(小説?)をどうぞよろしくお願いします。レッツゴー!」
一旦CM~
ふみや「音響さんは居るけど小説媒体じゃ意味ないし、ディレクターさんも必要なのだろうか?」
アズサ「音尾さんと柿田さんが凹むような発言を早々に……」
ふみや「タイトルに“テキトー”が付いているとはいえ、新番組がここまで適当でいいのか?」
アズサ「でも、新番組なんだから心機一転とかならない?」
ふみや「まぁ、多少はある。アズサは何か始めた事とか無いの?」
アズサ「始めたというか、止めた事なんだけど一人称を変えました」
ふみや「あぁ、やっぱり……。前、ボクッ娘キャラで行くとか言っていたのに、さっき自分の事を『私』って言っていたから止めたのかなって思っていた」
アズサ「十代の時ならともかく、ハタチにもなってボクっ娘はイタイかなって思ってさ……ハタチどころか私21だし、そもそもボクッ娘キャラをやっていたのに『私』とかボロ出すときあったし」
ふみや「前から共演することとかあったけど、打ち合わせの時は普通に『私』だったからね」
アズサ「一人称って染みついちゃうものだからさ、やっぱ人間は自然体が一番よ」
ふみや「それを言われると僕は複雑なのだが……」
アズサ「どしたの? ふみやはハタチだからって余裕なのかい?」
ふみや「同い年だろうが……僕が早生まれなだけで……」
アズサ「そんで、複雑って何が複雑なの?」
ふみや「一人称に関してですけど……今、『僕』に矯正中です」
アズサ「……あれ、そだったけ?」
ふみや「物心ついたときから一人称は『俺』だったんだけど、自分のキャラに合わないって思うようになって今、矯正中……」
アズサ「確かにふみやって鈍くさいイメージあるから『僕』の方が合うかもね~」
ふみや「オメーに鈍くさいって言われる筋合いはね~よ!」
再びCM~
アズサ「そんなわけで第一回のエンディングで~す」
ふみや「早いな」
アズサ「このラジオは不定期に更新しますが、しばらくの間は隔週更新するとのことで~す」
ふみや「この程度のボリュームなら週2でもいいような気がするのだが……」
アズサ「しかも、隔週と言っておきながら曜日は不定で~す」
ふみや「何処までもテキトーだな」
アズサ「そんなテキトーについて来てくれる方、次回も読んでくれたらなと思いま~す」
ア&ふ「ばいば~い」