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Scene9 金茶色の劇場にあるものは

アルゼンチン・ブエノスアイレス


 およそ100年前に建築された劇場だそうだ。


 メインホールの写真がある。

 深紅の重厚な緞帳どんちょうが舞台には降ろされている。

 舞台を縁取る壁にも金色の細やかな彫刻が施されている。

 側面は2階、3階部分がバルコニー席である。

 象牙色の壁をシャンパンゴールドの照明が照らす。

 天井はフラスコ画だ。イタリア人の彫刻家や画家が手掛けたそう。

 こうした荘厳な劇場の装飾から視線を舞台の前方へと移す。本来客席であろうその場所にあるものは……、



 数多くの書架。数え切れない書籍。



 そう、ここは本屋。

 世界で二番目に美しい本屋と称されている。


 劇場として役目を終えた建築を最大限活かして本屋へとリノベーションされたのだ。


 先ほど説明した舞台の上は実はカフェで、飲み物を飲みながら読書を楽しむことができる。

 他にも座り心地のよさそうなソファが点在している。

 こんな本屋なら何時間でも滞在できそうである。

 むしろ、本を購入してすぐ帰る方がもったいない。

 スペイン語の本は読めないが、写真集などなら私でも楽しめるだろうか。




【描写した場所】

アルゼンチン・ブエノスアイレス・El Ateneoグランドスプレンディッド劇場支店


※参考文献

365日 世界一周 絶景の旅       いろは出版

「The world’s 10 best bookshops」      英・ガーディアン紙

☆イメージカラー:金茶きんちゃ

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