Scene29 神の翼はアイスブルー
アイスランド・レイキャビク・ハットルグリムス教会
冷えた青空を従えた荘厳なフォルム
中央は時計塔で高さは70mを超える
足元が教会のエントランス
細長いその塔の尖端は十字架を掲げて宇宙を目指す
その塔に添うように左右に細い円柱が立ち並ぶ
塔の隣は塔よりやや低い柱
その隣はまた少し低く
10本ほどの柱で時計塔の半分ほどの低さまで
そこからは低くなる程度がゆるやかになる
円柱の高さはまるで反比例の曲線のように弧を描いて低くなる
左右対称の柱は両翼を広げる
いくつもの柱が美しく立ち並ぶさまはパイプオルガン
そうした柱が時計塔の左右を護衛する
遠景はまるで騎士の持つ剣の尖端
柱を階段に見立てれば
両端から上がって行って
天使達は突端の十字架で手を取りあえる
神が地上に舞い降りたときに広げた翼
アイスランド
北緯60度を超える北に位置する国土
澄んだ北国にそびえるコンクリートの翼が空を映す
夜ともなればライトアップされる
あるときは漆黒の闇に浮かぶ白銀の剣
あるときは誰そ彼どきだろうか淡い紫色の空には白亜の塔
抜けるような鮮やかな青空も
大地を覆う雪の原も
この教会に畏敬を添える効果的な舞台
ここでなければこのデザインは活きない
ここでだからこそ神は翼を休められる
ここでなら天使の賛美歌は天に届く
氷の国の神の家
【描写した場所】
アイスランド・レイキャビク・ハットルグリムス教会
※参考文献
365日 世界一周 絶景の旅 いろは出版
☆イメージカラー:ベビーブルー (baby blue)




