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その後〜

~人物紹介~


”カミノギ・ユウ。

3年前、八英雄に拾われ育てられる事になった主人公。今ではバ…八英雄のお世話人として苦労しているが楽しく暮らしている。


”カーファ・ドーレ。

伝説種、火竜三体を単騎で倒し手懐けたレギムンド八英雄の一人。多くの男性から求婚されるも全て一刀両断している。「龍殺し」の異名を持つ。


”ノア・マクレーン。

レギムンドに押し寄せた魔物の万軍をたった2人で殲滅したレギムンド八英雄の一人。「絶対殲滅」の異名を持つ。

八英雄の中では結構甘えん坊。


”タチバナ・ミズハ。

レギムンドに押し寄せた魔物万軍を殲滅したもう1人の八英雄。「水蓮氷花」の異名を持つ。趣味は「ユウ弄り」


”ダガル・ライガ。

レギムンドに飛来した直径200メートルの巨大隕石を残骸すら残さず無砕したレギムンド八英雄の一人。「豪神」の異名を持つ。

半径10メートル以内の物全ての動きを認知することの出来る魔法「亜眼領域(プロトコルアイ)」を得意とする。

最近はスイーツにハマっているとか何とか。


”ミルネ・ティルファ。

フェリフェラリア、アスルガンダに現れた伝説級のバケモノを瞬殺し、復興に貢献したレギムンド八英雄の一人。「殺麗美魔」の異名を持つ。

普段はあまり表情を表に出さないがユウの事になると結構顔に出ることが多い。


”トア・クライス。

レギムンド王国に押し寄せた、同盟を組んだ他国の万軍をたった一人で返り討ちにし、王国の旗をその地に突き刺したレギムンド八英雄の一人。「億戦錬磨」の異名を持つ。

人一倍食べる事が好きで食べる量も多い。好きな食べ物は「カレーライス」


”ミーニャ・ネコット。

誰もが諦め挑むのを放棄した未踏破の伝説のダンジョンをたった30分で攻略し、帰ってきたレギムンド八英雄の一人。「幻廻天」の異名を持つ。

よく寝惚けてユウの布団に潜り込み怒られることが多々…。

本人は「これも愛にゃ!!」と語っている。


”ヤミナ・クアラ。

伝説級冒険者が集う裏ギルドを3分でボコリ蹂躙。そしてそのギルドを私有物にしたレギムンド八英雄の一人。「超絶無敵」の異名を持つ。

最近はオシャレに気を遣うようになり何かとユウに見せては感想をもらっている。




フェリフェラリア、アスルガンダに現れたベヒモス、神翼は八英雄の大活躍により討伐され2つの国の危機は去った。

あれから民衆の不安の除くため、各国の王から「何でも言いから民を安心させる一言が欲しい」と頼まれ仕方無く舞台に立つ八英雄達。



ーアスルガンダー


大広場に設置された特設の舞台に立つノア、クライス、ミズハ、ミーニャ。

民衆の期待の目が一直線に4人へと向けられる。

それは憧憬か、はたまた羨望か、そのどっちもか。クライスは1歩前に足を踏み出し声を張り上げる。


「アスルガンダの住民よ!!友国を助けるため駆けつけたレギムンド王国戦士長のクライスだ!!実はな!!」


全ての目線がクライスに集中する。大広場に来た子供たちはワクワクと期待の眼差しで見つめる。

何を話すのか、王は耳を傾ける。しかし、この国の王は知らない。

レギムンドが八英雄。

友国の危機と聞き、颯爽と駆けつけバケモノの強さを誇る神翼をあっと言う間に倒した英雄の本当の姿を。


「俺、今めっちゃ腹が減っててな…早くユウのご飯食いにこの国を発たなきゃ行けないんだ!だから一言はまたこの国に来たらで!!んじゃ!!」


クライスは舞台から飛び降りると民衆の横を風の速さで駆け抜けて行く。


「そういうことにゃ!また何かあったらミーニャりゃが来るにゃ!!それじゃーまたにゃ!」

「私も、行く。…バイバイ」

「ちょっとー!!私を置いてかないでよー!」


ミーニャが、ノアが、そしてミズハが。

風のように去っていくアスルガンダの英雄達。民衆は笑い、王はポカンと口を開けそのまま数十分動かなかったとか。

余談だがクライス達八英雄がいなくなった後、神翼との戦いを生で観ていたもの達が熱く語り一時、「英雄、クライスシューズ」「可愛い!ノア・マクレーンケーキ!」等など、英雄グッズや食べ物が話題になったと言う。



ーフェリフェラリアー


「おぉー!すげー!!」

「確かに凄いね〜」


フェリフェラリアで一番デカい木。全長50メートルもあるその木には中腹まで風魔法の魔具、「擬似浮遊(テルフィット)」で上まで上がれる仕組みになってる。その先にウッドデッキ建てられ、食べるスペースがあった。言わばツリーハウスっていうやつだな。


今はフェリフェラリアでの挨拶も終わり解放されたカーファ、ミルネ、ヤミナ、ライガさん。

つい数十分前までずっと話を聞かせてとか、スピーチとか、王城に呼ばれたりとか忙しかったからね。


そして俺達が擬似浮遊で上に上がろうとしていた時


「おおぉぉーー!!!!ユウーーー!!!!!」

「まーたーせーたーにゃー!!!」


猛ダッシュで俺たちの元に走ってくるクライスとミーニャが見えた。


「………」

「怖い怖い!!真顔のまんまそのスピードで走ってくるのやめてノアさーん!!!」


クライスとミーニャの後ろには無言、そして真顔で尋常じゃないスピードで走ってくる。もう軽くホラーだ。

その後ろをミズハが普通に走って…あれ?普通とは。。。


…まぁそんなこんなで無事全員集合してウッドデッキにお弁当を並べた。


結構奮発して作ったから足りないってことは、多分、恐らく?ないと思う。


「あっ、これ…」

「あぁ、その団子カーファが食べたいって言ってたろ?だから作ってきたんだよ」


この前俺が食べたって言った団子。その団子の話に興味津々で結構ボソボソと食べたいって話してたカーファ。

折角だから作ってきたんだよね。


「あ、ありがと…」

「どういたしまして」


頬赤くしてそっぽを向きながらも御礼を言う。ツンデレって奴だね。


他には皆の大好物の揚げ系と握り飯何が出るかなシリーズ。

選り取りみどりの食べ物の数々に八英雄達は静かに正座をしてジット見つめる。


ゴクッと唾を飲み込む八英雄。


「んじゃあ手を合わせて!いただきます!」

「「「「「いただきます!!」」」」」

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