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影堕ち  作者: 坊主日影
1/1

過去と自らの過ち

(…どこから話そうか。)っとシンゴは話を切り出す。すると、泣きじゃくった顔をこちらに向けるアユ。

アユは、

「少し整理がついてないから」っとまた泣き出した。

また、始まった…。とシンゴはため息を1つ入れて自分の部屋の天井を見上げた。

俺の名前は井上 進吾。何処にでもいるごく普通の高校生。そして、今目の前で泣いているのは、吉田 鮎。アユとは幼い頃から仲が良く家もすぐ向かい側である。

に、してもさっきから泣いてばかりなので、しびれを切らした俺が

「何があったかはまず教えろよなぁ」っと急かすよう言った。アユは、鼻をすすりながら話始めた。

「私、好きな人がいたの。で、その人とは結構遊んだりしてて…ある日向こうが急に私の体とかキスとかしてきて…」っとそこで言葉をつまらせた。俺は、

「で、どうしたん?」っとそっけなく聞いた。再びアユが話始めた。

「それで、私そのまま受け入れるがまましちゃったんだけど…」と言ったので、俺は、

「良かったやん」っと言いたかったがまだ先があるらしいので黙って聞いた。

「だけど、後で考えたけど向こうは本当に私の事好きなのかなって…」と言いまた泣き出した。

つまり、こうゆうことだ。受け入れるがままきたのはいいが肝心の言葉がないのでもしかして遊ばれてるのかもしれないとアユは不安になっているらしい。それで、俺の所に泣きに来た訳である。しかし、俺はその人がどんな人か知らないのでなんとも良いようがなかった。俺は

「本人に直接聞いてみた?」っとアユに聞いたが、アユは首を左右にふって

「連絡したけどでてくれない」っと言った。俺は、あ、遊びやん〜!って確信したがアユの前ではとてもじゃなく言えないので。

「そっかぁ〜、それじゃ不安になるわぁ」っと同情のセリフを言ったが、本心は(また、面倒な事に巻き込まれた)と思っているが、アユだけはどうしてもほっとけなくなってしまう俺がいつもいた。昔から俺はアユの尻拭いをさせられてたが内心苦ではなかった。高校はお互いに違うので最近はめっきり会わなくなったがこうして改めてアユを間近に見ると女の子なんだなぁ〜っと異性として見てしまう。しかし、アユは決して要領が悪い奴ではなかった。ガキの頃は俺が泣いてた時にはよく慰めてくれたし、小中は勉強は普通に出来てたしスポーツも割と普通にこなしていた。一方の俺は勉強やスポーツはあまり上手くできず取り柄はこれと言ってなかった。しかし、アユのお世話焼きはベテランだった。(っと勝手に俺が決めているだけ)

っと、思ってるとアユが

「どうすればいいかな?」っとまた難しい事聞いてきた。俺は

「とにかく今は焦って変な決断するよりは待って様子を見れば?」っと説いた。

更に、

「アユはその人の事好きなんだろ?」っと聞いた。アユは

「うん」と頷いた。

「なら、信じて待ってみたら」とつけたした。その日は、アユをなんとか説き伏せ家に帰らしたがしかし…

改めて考えてみるとアユが可哀想になってきた。そしてどごぞとしれない男に憤りを覚えたが俺が冷静にならなきゃっと思っている内に寝てしまった。そして、その日は無駄に考えたせいか疲れたらしく何もせず寝た。しかし、数日後………新たに面倒が起きた…

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