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転生勇者〜500年後の未来に転生しました  作者: 五月眠
神聖国レブームを目指して
7/10

これからの方針

昨日と今日で書いた文なので誤字があると思います。

 ハインが、馬車の皆を起して皆が全員起きたので朝食を食べる事になった。

 勿論、氷魔法を使った青い髪の少女もいる。少女はこちらに来る前にノイド達と何かを話していた。他の皆はと言うと、少女が気になっている様だ。

 ノイド達と話しが終わったようで、少女はこちらに来た。俺とノイド達以外の皆は、気になるようで少女をチラチラと見ている。少女はそんな皆の視線を受けて何処か申し訳なさそうな表情をしている。

 馬車の何処に食糧が積んであったのかは謎だが、干し肉とパンが出された。

 水を飲む為のコップも出されたのだが、これには驚いた。何と紙でできているらしいのだ。紙でできたコップなど前世には無かった為、今回が初見だ。そもそも、500年前では紙は高級品だった。このコップについて聞いてみたら、驚いた事にどうやら使い捨てらしい。……物資が豊かになったものだ。

 朝食を終えた後、ノイドが出発前に昨日言ってた話と、これからの方針の話をすると言った。

 昨日言ってた話しとは、少女についての事だろう。俺とノイド以外の皆は食事が終わった後も、彼女をまだチラ見などしている。昨日、俺以外の皆が寝る前に『もしかして』など、『まさか』等と言っていたから心当たりでもあるのだろう。


「皆さん、まず最初に彼女が馬車に居た事を秘密にしていた事を謝ります。どうやら昨日の氷魔法と青い髪の色でまさかと思っていた方がいる様ですね。そうです、彼女は四大貴族のイスベリア家の御令嬢です。名前は……」


 そこまでノイドが言って、少女が前に出た。

 背筋を伸ばし悠然と歩く。緊張など全くしてないようだ。どうやら、少女は場慣れしてるらしい。

 前に出て一礼してしから少女は、良く通る綺麗な声で話し出した。


「私の名は、セリス・イスベリアです。皆様には、私がノイド様達の馬車に乗っていた理由を説明します。私はある理由から神聖国レブームから、水の都アムステルに来ました。無事にアムステルで用を済ませた私は、転移道具を使いレブームに帰る予定だったのですが、帰りの際、転移道具が何故か故障・・・・・してしまい、急遽アムステルのギルド長様がレブームに帰る為の馬車を手配して下さいました。その馬車はギルド長様の計らいでAランクのギルドの方が護衛される筈だったのですが、レブームからアムステルの道のりにそれ程危険な魔物はいません。ですので、私はそれを断り普通の馬車や荷馬車で言いとその旨を伝えた所、丁度ノイド様達が護衛する荷馬車がレブームに行くとの事だったので、ノイド様達の馬車に乗せて頂く事になりました。あなた方に乗っている事を秘密にしていたのは、私が乗っているとあなた方が知っていたら、多く休憩を取ったり要らない気を使わせると思ったからです。ですが……」


 そこまで順調に話していた、セリスと言う少女は、突然言い淀んだ。

 数秒後にまた話し出したと思ったらさっきとは違い、心の底から申し訳ないと思わせる様な、後悔に満ちた声音で話し出した。


「………ですが、昨日は馬車に私がいたせいでノイド様達は、ゴブリン達に苦戦を強いられて皆様少なからず怪我を負いました。幸い死者は出ませんでしたが、そんな問題では無い事は分かっております。………本当に申し訳ありませんでした」


 そう締めくくり頭を下げた。

 その姿を見たノイド達は慌て出した。


「いや、セリス様は悪くありませんよ。頭を上げて下さい。昨日のは、私達の責任です。ゴブリンだと油断していたからああなったわけで、皆さん昨日はすみませんでした」


 ノイドが頭を下げて、ハインとナナシもそれに続き頭を下げた。セリスも頭を下げたままだ。

 そして、茫然と事の成り行きを見ていた荷馬車のリーダーと思われる男が頭を下げた四人を見てやっと我に返った様で慌てて話しだした。


「いえいえ、皆さん頭を上げて下さい。頭を下げないといけないのは私達の方です。そもそも事の原因はゴブリンだと分かり油断していた私達が、ノイドさんの『ゴブリン達の様子がおかしいからここから離れた方がいい』という発言を鼻であしらった為あんな事が起こった分けですし。ノイドさん達だけならゴブリンの囲いを突破できた筈です。セリス様に至っては、気絶する程の魔力を酷使しゴブリンから私達を守って下さってはありませんか‼」


 そう言って、俺以外の皆が頭を下げた状態になった。

 俺は一体どうしろと。

 10秒程経過した後、やっと皆頭を上げ始めた。

 全員が頭を上げた後、ノイドが皆を代表する用に話しだした。


「皆さん。では、互いに悔恨をするのはやめにしましょう。そして改めて助けてくれたアレス君に感謝をしましょう」

 

 その一言の後、一人一人が感謝の言葉を述べてくる。

 俺を含めても10人しかいない為改めて俺にお礼を言う行為はすぐ終わったのだが、最初は見捨てようと思っていただけに胸にくるものがあった。

 最後の一人が俺に礼を言ったのを見届けたハインが『それでは』と切り出した。


「皆さんに決めて貰いたいのですが、予定通りレブームの最短ルートを通るか、それとも予定より二、三日到着が遅れますが安全な道を通るかどちらにしますか? ギルドに所属している我々としては、もう不覚は取りませんが万が一の為に安全な道をオススメしますが」


 その後、皆の意見により安全な道を行くことに決定した。

 意見が決まり、即に出発の用意をして出発した。


 

 

話しが進まないから、あと2~3話程度で王都に着くようにしたいのですが次の更新は果たしていつになるのか… なるべく早く投稿できる用頑張ります。

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