表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

釣りね…釣り、釣り釣り……そんなことよりテレビ見ねぇ?

「にーちゃん!にーちゃん!」

「んー?どったー?」

「釣りしに行こう!」

どうも前回キャラがつかみきれず変態行為にはしった十人兄妹の長男です。

妹の夏美がソファーに座っている俺の袖を引っ張りながら跳び跳ねている。

可愛い妹の為なので行きたいのだが、残念今から始まる『集まれ!全国の妹!』という神聖なテレビ番組が始まるから無理だ、というより釣り道具が家にはない。

「というわけで却下だ夏美」

「うぇぇ!行ーこーうーよー!にーちゃん!」

「ダメなものはダメだ」

「…ちぇ…にーちゃんと釣り楽しみだったのに…」








「というわけでやって来ましたみんな大好き海です!」

「うわー!すごいよにーちゃん!でっかい!海でけー!」

「あの…何で私もいるの?」

というわけでやって来ました兄です。

え?テレビ番組はどうしたのかって?

ハッ、テレビごときが妹に勝てるわけがない!

「そりゃ、ツッコミ役の紫織がいなきゃ収集がつかなくなるからな!」

「そんなに胸をはって言うことじゃないよ!?」

「にーちゃん!釣り!釣りしよー!」

「よし、じゃぁこの釣竿に餌をつけて海に投げ入れるんだ」

「はーい!」

夏美は俺から釣竿を受けとるとタタタッと駆けていった。

うむ、カワユイ

「ねぇお兄ちゃん」

「ん?お前も釣りやるか?竿ならまだあるぞ、ほれ」

「その釣竿どこから出したの!?というか家には釣竿なんてなかったよね!?」

「にーちゃん!ねーちゃん!早く来いよー!」

「おー今行くぞー!ほら、行くぞ紫織」

「ふぇ!?」

俺は紫織を抱き抱えて夏美のもとに向かった。

「遅いぞにーちゃん、あー!ねーちゃん!それ楽しそーだな!私もやりたい!」

「おう!やってやるぞ、ほらおいで夏美」

「わーい!」

夏美は釣竿を投げ捨て俺に飛び付いてきた。

その際に紫織を地面におき無事夏美をキャッチ

「もぅ!お兄ちゃん!急におろさないでよ!」

「にーちゃんあったかぁい」

その時、釣竿が動いた

「紫織!竿をひくんだ!大物だぞ!」

「え、あ、うん」

紫織が地面から竿を拾った刹那、竿が大きくしなった。

「ちょ、お兄ちゃん手伝ってよぉ!」

「ほら、夏美あーん」

「あーん!」

「こら、そこぉーーー!なにイチャついとるかぁ!手伝えーー!」

「「えー」」

「えーじゃないの!手伝ってよお兄ちゃぁん」

少し涙めの紫織。

萌えました。

「萌えだな、夏美」

「萌えだ!」

「いい加減手伝えぇーーーー!」

紫織が思いっきり腕を振り上げた。

そして水面からは大きな黒い影が飛び出し地面に叩きつけられた……

「「「……。」」」

なんというか十メートルぐらいの魚が釣れました。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ