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極氷姫の猟犬  作者: 骸崎 ミウ
第7章
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東支部〜2(夜)

宿に着いた愛莉珠は荷物を置いた後、いつもの様に理玖と一緒に風呂に入りそのまま彼女を抱き枕にしてベットに沈んでいった。



ちなみに両者共に寝巻きを着ている。愛莉珠はそのままで寝ようとしていたが、理玖が待ったをかけて彼女に服を着せる事に成功した。



そして月が昇り切った深夜。愛莉珠は抱き枕(理玖)1番柔らかい部位(胸部装甲)に幸せそうに顔を埋めて爆睡している。



一方で抱き枕にされている理玖は眠れないでいた。



原因は2つでまず1つ目が東支部に来るまでの時間帯に眠っていた事。2つ目は………単に色々溜まっていて目が冴えてしまうからである。ちなみに溜まっているのは夜のアレコレ関連の欲求である。



夜のアレコレに誘うのはほとんどが愛莉珠からであり、理玖から誘うのは滅多にない。これは単にこれは愛莉珠の方が欲が強いだけであり、理玖もそれなりにある。



ただし、理玖の場合は溜め込んで大爆発させるタイプである。



以前、愛莉珠は理玖の欲を極限まで高めてから1発ファイヤした。



………………結果、愛莉珠の記憶が丸一日吹き飛んだ。



一夜では無く丸一日である。



吹き飛ぶ直前の記憶は我慢のし過ぎでもはや殺気に近い気配を纏った文字通りの野獣化した理玖に押し倒されて蹂躙されたもの。



愛莉珠がもはやほとんど動かない身体に鞭打って隣を見ればつきたての餅の様なプルプルで艶々の肌になった愛しの相棒が非常に満足げな表情を浮かべながら寝ていた。



体力も精力も魔力も根こそぎ吸われた愛莉珠はこれを機に理玖のガス抜きを定期的にやる様になったのは言うまでもない。



幸いな事にそれで上手くいっているし、両者も満足している。



……ちなみに愛莉珠が理玖の禁欲について神崎に相談した時、『盛れば良かろう』と彼女が夜奈に定期的に使っている抑制剤をサムズアップ付きで手渡された。



そして神崎が夜奈に食事に抑制剤を盛り始めてから2週間が経ったある日、何の前触れもなく夜奈と神崎が揃って1週間ほど行方不明になった。



目撃証言によると行方不明になる直前に顔真っ青な神崎が興奮状態の肉食魔獣の様になった夜奈に追いかけられて捕まったそうだが…………真相は(ベット)の中である。



……話を戻すと現在の理玖は最近の忙しさからアレコレが随分とご無沙汰である為、溜まってきているというわけである。



一応、北方でのハードモード雪合戦や密林のデスマッチである程度は解消されているものの、減るよりも溜まる方が大きい。



しかも、タイミングの悪いことに発情期が近くなっているのもあって更に溜まっていく一方である。



抑え続けるのも肉体的にも精神的にも悪く、かといって支部回りをしている今はそんな事をする余裕などあるわけがない。



そうした事で理玖は悶々とした夜を過ごす事になった。



……………ちなみに愛莉珠は理玖の禁欲のし過ぎの惨事について頭の中から消えている。





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― 新着の感想 ―
[一言] あ~あ(゜o゜;やっぱりと言うべきか当然と言うべきか(٥↼_↼) 一応第一線越えてるだけに下手にレス期間長いと(-_-メ)野犬の如く誰かを襲うぞ(─.─||)
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