■しりとりとは?
・しりとりとは……参加者同士で単語を言いあっていく言葉遊び。単語の最後の文字(尻)を取って、その文字から始まる単語を出して継続させる。
ルールは非常に簡単なのでほとんどの人が既に知っているかと思います。なので基本的な部分のルール説明はこのページではあまりしません。
ローカルルールがあるので、それだけはいくつかご紹介します。
・数詞、固有名詞は原則禁止。(ただし、有名なものに限り使用可能とする場合があるので注意。)
・一番後の文字が捨て仮名(ぁぃぅぇぉゃゅょっ)の場合、元の文字(清音)に戻してゲームを続ける。(または、そのままの状態で続けなければならない。)
・一番後の文字が長音(ー)の場合、母音に変換してゲームを続ける。(または、長音を省いた最後の文字で続ける。あるいは、長音を含めて続けなければならない。)
・一度出た言葉は、同音異義語を除いて使用してはならない。
以上、いくつかまとめてみました。(ここに書かれていないルールも多数あるので、読者の皆さんがやる際は、喧嘩にならないように事前に気をつけること!)
ということで、この短編集では、しりとりをテーマにした小説や詩などを書いてみました。
ただその際に、ゲームとしてのしりとりでは禁止されているルールをなくすなど、いくつか通常のしりとりではなされないことをしています。(ルールありでやろうとしたら難しすぎて諦めました。)
例えば、『しりとりをしましょう』という短編では、文中の台詞や文章でしりとりをしていますが、これは改行するまでのものを一つの塊と見做しています。そのほかの短編や詩でも同様です。(1文ごとにしりとりをしようとしましたが、かなり難しいです。余談ですが、接続詞の「そして」が使いたいのに使えなくて苦労しました。)
高すぎるハードルは逆に潜りやすいという話はよく聞きますが、しりとりにおける高いハードル(「ん」の文字で終わること )について、今回は特例として、別の文字から文章を始めても良いというようにしました。しかしながら筆者は頑張ったので、そういう場面は一度しか作っていません。もしも文章が「ん」で終わっているなら、その時は次の文章が「ん」から始まっているか、あるいはそれが物語の終わりかのどちらかです。かなり頑張りました♡
ということで、我ながら良くできたのではないかと、自負しております。
好きなように書けないこの制限が、むしろ創作意欲を掻き立ててくれます。
素晴らしい出来になったと思いますので、是非とも皆さん読んでいってください!!