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・『ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜』に捧ぐ。

　町山（まちやま）署に務める新人警察官・河合（かわい）麻依（まい）は新任早々辞めたがっていた。あまりの激務と、公務員だから安泰だろうという安易な動機で目指したゆえに、心が折れ掛かっていたのだった。

　彼女が辞表を提出しようか悩んでいた日、新たな指導員として藤（ふじ）聖子（せいこ）という女性巡査部長が左遷されてくる。

　河合はその藤の警察官としての姿を見て、少しずつ心を入れ替えるのであった。

【登場人物】

　・河合（かわい）麻依（まい）。本作の主人公。父親から公務員を目指すように言われて警察官となった。

　・藤（ふじ）聖子（せいこ）。河合とペアを組み指導にあたる上司。見た目は可愛いのだが、その性格からよくゴリラと形容される。

　・源（みなもと）誠二（せいじ）。藤と同期の巡査部長。モジャモジャ頭が特徴。取り調べが天才的に上手い。

　・山田（やまだ）武志（たけし）。源とペアを組む部下。藤と源のことを警察官として尊敬している。

【パングラム】

　川合（かわい）、藤（ふじ）、源（みなもと）、山田（やまだ）。

　疲労（ひろう）で血染（ちそ）めぬ術（すべ）、警察（サツ）の誇（ほこ）り胸（むね）に現場（げんば）行（ゆ）き、寄（よ）せられる悪（あく）を追（お）え！

【解説】

　かわい、ふし、みなもと、やまた。

　ひろうてちそめぬすへ、さつのほこりむねにけんはゆき、よせられるあくをおえ！