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いざ、入学試験へ!

玄関開けたら、そこは異世界でした。


「うわぁぁぁぁぁー!!」


眼下に広がる水田に私は感嘆の声を上げた。


どこまでも広がる広大な棚田に青々とした稲穂が爽やかな風を受けて、そよそよと元気よく揺れている。この光景を目に感動をしない者がいるのか?

いないだろう!

ここは、なんて平和な世界なのだろうと涙が出る。

広大な空の上には青空が広がっている。

両親には、試験会場まで馬で送っていくよーといわれたけれど私には魔法があるのでと断った。

断っといてよかったー。

危なく、外の世界に出て感動している姿を見られるところだった。


私の元いた世界は常に魔物の侵略におびえており、農作物は一定の防御壁の中で厳重に守られながらほそぼそと行っていて。

生きている間に、上下水道は魔法で整備されていったけれど、水田が広がるこの情景までは進歩することが出来なかった。

無念!

それというのも、病気に弱い稲は短く、魔物に一度でも踏まれてしまえばもう育たない、弱い稲ばかりだったからだ。

品種改良の研究チームを作り、研究に勤しんでいた彼らにここの稲穂をごっそり持って行ってあげたい気分。

広大な土地の向こう側には黄金の稲穂も輝いている。

あれは麦だろうか?

とにかく、農業大国なんだな。

素晴らしい国だ。


はぁ、頑張って育つんだよ。

おばちゃんもセカンドライフ、頑張るからね。


「祝福ー!!!」


広大な稲穂に神の祝福を!

無事に元気に育つんだよーと祝福を眼下に広がるこの素晴らしい景色に向かって最高の魔法を放つ。

キラキラとした光が一気に空に舞い上がり花火のようにぱあっと広がると、キラキラとした粒子が空気に紛れて消えていった。


よし、試験、頑張ろう。

再度気合を入れると両親から受け取った試験会場が書かれている地図を広げる。


「…えーと?」

試験会場はここだよって星マークがついている。

ふんふん。

「…えーと?」

…ん?

…私、今いる場所、ワカラナイね。

…スタート地点、ドコネ?


「おとうさぁぁぁぁーん!!!」


涙目ですぐさま家に走って帰った私だった。

ワード、パソコンの中にないので書いた端から投稿していると、ものすごく短い文章で投稿することになるんだなーと思いながらも投稿しちゃえと投稿している者はこちらです。

おとうさぁーん。

一緒に叫びます。

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