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買い物7

もりもりオムライスを頬張りながら食べ続けているお兄ちゃんを横目にローレンス様を見ると面白そうな顔で頬杖をつきながらお兄ちゃんを見ている。

分かります。

この人、不思議ですよね。

「ライオネル様は…フローラお嬢様がもし王家だったら敬わっていたの?」

質問にオムライスを食べていたお兄ちゃんの手が止まる。

「敬う事はなかったが王家には聞きたい事があるから手間が省けるかと思ってな」

「へー」

え、何?お兄ちゃんが王家に聞きたい事って…。

不安な予感しかしない。

「聞きたいことって?」

「お前に話さなければならない義理でも?」

再び食事を再開したお兄ちゃんが上目遣いでローレンス様をにらむ。

おおう。これからお世話になるかもしれないお人になんて事を。

「はっはっは。ないなぁ」

お兄ちゃんの返答に怒ることなくローレンス様も食事を再開される。

私はもう、オムライスの味が分からなくなってきた。

せっかくの美味しいごはんなのに、何てことだ。

とりあえず早く食べ終わってローレンス様と別れよう。そうしよう。

「そういえば、キャサリン壌は記憶喪失なのは知っていたけれどまさか、お兄様であるライオネル様もとは驚いたよ」

私もです。とは言わずにお兄ちゃんを見る。

「そうなのだ。われら兄弟は少し前に空から降ってきてな」

「ちょ!!?」

「それで記憶があいまいだ。そこの私の可愛い妹よりは私のほうが幾らかは記憶はあるが色々と知識は抜けている」

待ってお兄ちゃん、今、空から降ってきたとかいいました?

おいおい。

「へぇーそうなんだ。大変だったね。大丈夫だったの?他にけがとかしなかった?」

…え。ローレンス様、今のお兄ちゃんの返答何も疑問に思わないんですか?

「身体は大丈夫だ。だが、知識が抜けていて少し苦労している」

だろう?と私をお兄ちゃんが見る。

「あ、そうなんですよ。さっきもギルドで昔預けていたお金が下せるかと思って尋ねたらギルドではお金の管理はしていないそうで」

「ん?何故ギルドでお金が下せると?」

あぁぁぁぁ!!しまったぁぁぁぁ!!

「我々は少し時空のはざまで迷子になってな。200年前の知識しかないのだ」

ひっ!

何言っちゃってるの!お兄様!

うおおい!兄!!っていうか!精霊もどき!!!

何てことをバラすんですかー!!!!

本当のことだろう?何故そんなに慌てているんだお前はという目で見られる。

「はっはっは!面白いね!200年前の事は知ってるだなんて」

おおっとお?ローレンス様?

「そうなのだ。200年前の文献を調査していてころっとな。空から落ちた」

「あぁ、なるほどね。確かに昔はギルドが実権を握っていたと聞いた事はある。へぇ。200年前の文献を…。それは凄いね」

「うむ。少しいった遺跡で文献を見つけてなぁ。妹と調査をしていた時に事故に巻き込まれたものだから知識が200年前の知識になってしまってな。だから、今後も色々と教えてくれれば助かる」

「そんなこと!お安い御用だよ。じゃぁ食べたら街でも案内してあげるよ」

「あぁ、頼む」

さくさくと話しが進んでしまったけれど…。

よく分からない説明をよく納得しましたねローレンス様。

逆に尊敬しかない。この兄の嘘をうのみにされるとは…純粋な方なのかな。…ローレンス様に幸あれ!

その後我々は食後のデザートをいただき大変満足してレストランを出たのだった。

デザートもその際にでた飲み物も最高だったが故に何度かお兄ちゃんに頭を掴まれたが、それはこのお店が素晴らしいのだから仕方がないと私は思う。


食事が終わらない。

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