エピローグ
これで最後の更新となります
いままで読んでくださった方々には格別の感謝を
では、よろしいお願いします
決戦の夜から明けた。
結果として、魔王である委員長の勝利が確定しこの世界での戦いは一応の決着がついた。
気絶した神田橋から出てきた魔神レイと話をし、元の世界に戻ること全員が承諾した。
ごねるかと思っていた魔神レイだが、意外にも率先して帰還することに賛成していた。
理由としては契約者である神田橋の増長具合に思うところがあったらしい。自分のせいであいつの性質をさらに歪めてしまったことがかなりきているらしかった。
ミゼルの力で戦場となった校庭を修復し、改めてその惨状にゲンナリしてしまう。よくもまあここまでのことを仕出かしてくれたもんですわ。
「おわったのじゃ~」
「お疲れさん」
綺麗に元通りになった校庭を見ながら、肩に戻ってくるミゼルの働きに応える。
「いつ行くんだ?」
「もう準備が整うじゃろう」
「そっか」
お互いの存在を認識してからは本当に短い間しか行動していないが、なかなか気の合ういいやつだった。
「どうやらできたようじゃ」
「そうか」
四角い門のような光でできた構造物が出来上がっている。どうやらそれが別の世界と行き来できるもののようだ。
「おぬしの協力があってよかった」
「俺は疲れたけどな」
彼女を連れだってその門に近づいていく。
小さな門だ。
彼女たちの大きさに合わせたような丁度いい大きさと言えるのではないだろうか。
「もういいのか」
「うむ」
委員長との契約を切った魔神モーンがミゼルに話しかけてくる。そのそばでは委員長が門に目を向けていた。
「こちらも契約を切ろう」
「ああ、わかった」
そういうやいなや右手にあった紋様が消えていく。どうやら契約解消についてはそこまで手順を踏まなくていいらしい。たちまちのうちに消えてなくなった。
「神田橋のほうはいいのか?」
「それについては問題ありません」
俺の疑問の声に反応したのはあいつと契約していた魔神レイだった。浮かび上がりながらこちらに近寄ってくる。先程までモーンと協力して門の構築に勤しんでいた。
「私たちは独力で契約は切ることができます。契約者が相応しくないときに対応できるようにです」
「それならさっさとやって欲しかったもんだが」
「私の判断が愚かでした。彼の弱い部分をきちんと見切ることができていませんでした。彼を見放せず、このような結果になったことを謝罪いたします。そして感謝を。あなたのおかげです」
「あぁもういい。構わねぇよ」
もう終わったのだ。それでいい、その結果だけで十分だ。
「いくぞ。我らの使命はかの世界でこそ果たされるのだ。この世界は、戦いの場とするには脆きものが多すぎる」
「ええ、戦士たる人間の素質がこうも異なっているのであれば、いたずらに世を乱すことになってしまいます」
そう話を締めた二人の魔神は門へと向かって飛び上がっていく。もうお別れの時間のようだ。
「わしもそろそろいくとするかの」
「達者でな」
「おぬしもな」
短く言葉を交わし合い、ここで終わりなのだということをお互いに確認する。本当に、疲れた。
そうして三人の魔神は門に消えていった。それはもう跡形もなく、まるで夢かなにかだったように呆気なく。
こうして俺の非日常は終わった。
◼
そして始まったのは、今までとは違う日常。
俺の周囲には人が増え、騒がしくなった。しかしそれをどうこういうのこともない。それは俺が変わったからだろう。
経験したことを思い返せば、この程度がなんだという気持ちになってくるからだ。これは成長だと言えるのだろうか。
それでも、俺の日常はこうして続いていく。
読了ありがとうございました
ここまで読んでくださった方々には本当に感謝をしております
自分がここまで書いてきて、この文章量をかき続ける力がないことを実感しました
もう少しやり方を変えて、また新しい作品を書けていけるようにしたいです
本当にありがとうございました!




