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本当は怖い日本語  作者: 瀬戸内残月
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二者択一

さて、どっちにししようかな?



現代社会はものにあふれています。


今日は和食にしようかな、それとも中華にしようかな。

この服欲しいな、でも鞄も欲しいな。


お腹には限りがありますので、どちらか一方しか食べられません。

お金には限りがあるので、どちらか一方しか買えません。

悲しいですよね。

どっちも欲しいですよね。


日常生活においてはそうした場面にたくさん出会います。


このように、二つの選択肢のうちどちらか一方を選ぶ行為、それを”二者択一”と言います。


さて、この言葉、現代と古代とではその意味合いが大きく異なります。正確に言うと、言葉の意味は同じですが、選んでいるものが違います。さて、何を選んでいると思いますか?


漢字をよーく見て下さい。


二”者”択一って書いてありますよね。


そうです、選んでいるのは人間なのです。


親か、子供か


兄か、妹か


どちらもという選択肢が許されない。

どちらか片方しか救えない。

古代の社会においてはそうした究極の選択をせざるを得ない場面がたくさんました。


否応なく、どちらか一方を選び、どちらか一方を捨てる。間引くとはすなわちそういうことです。


資源には限りがあり、許された器の大きさも決まっていて、それを選ぶのは自分です。


さて、今日のあなたのその選択 どこまでの覚悟がありますか?

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