泣き寝入り
相手から理不尽な行いを受けてもどうすることもできずに諦めざるを得ない状態のことを泣き寝入りすると言います。
これは元々子供の仕草に対する言葉です。
今も昔も、子供に殴る蹴るの暴力を振るう親は少なからずいます。その場合、得てしてその親自身が社会的に弱い立場にいます。その鬱憤をより弱い立場の者に向けるのです。
理不尽な人間は世の中にたくさんいます。自らの境遇を自らの努力で改善しようとせず、単なる不平不満のはけ口として、弱い立場の者を、殴って、蹴って、八つ当たりする。
そんなどうしようもない親でも、子供は出て行くことができません。
どんな理不尽な仕置きを受けても、子供は一人では生きていけないのです。泣くしかないのです。泣いて、泣いて、泣き腫らしたまま眠ってしまい、やがて朝が来る。それが、泣き寝入りです。
あなたは最近、泣き寝入りをしたことがありますか。あるのであれば、あなたはまだ弱い子供なのです。
何かにすがって、頼らなければ生きていけない、立場の弱い子供なのです。
鬼はそれにつけ込みます。
何にそんなにおびえているのですか?
大人であるなら、泣き寝入りせず、戦いましょう。
さもなくば、弱い者に八つ当たりするあの醜い鬼に、いつかあなたもなってしまいますよ。