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本当は怖い日本語  作者: 瀬戸内残月
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無駄なあがき

あがきとは漢字で足掻きと書きます。読んで字の如く、足で必死に水をかいている様子を表します。


つまり、相手は溺れているのです。手足をばたつかせ、今にも泣き出さんばかりの顔で、こちらに向かって必死に助けを請いているのです。


周りの人はそれを見て笑っています。


「無駄な足掻きをしやがって。」


この世は、水が無い場所でも溺れます。そして、溺れてしまった時点で負けなのです。


溺れると冷静さを失い、藁であろうと何であろうと必死に掴もうとします。それが詐欺同然のものでも、そんなものを掴んだところでもはやどうしようもない、頭で分かっていても、必死の思いですがりつき、さらに奈落へ堕ちるのです。


その様を見て、世間の皆は笑うのです。


どんな時も溺れてはいけません。

辛い時こそ、冷静に、まわりを良く見て、呼吸を整え、身体の力を抜くのです。


この世は残酷です。一度溺れたら最後、二度と浮き上がることはできませんよ。


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