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雪ん子…じゃないものがたり

作者: ぷたみ

ほんとは冬の終わりに書き終えたのに、投稿忘れて真逆の季節に投稿するハメに。何故こうなった…。


『森の主』ネタバレ的な…今後出てくるキャラ達です。

コロポックル!雪小人って言われるよ!


雪ん子…?

ちょっと!あんなひ弱な、まだ力の開花してない子供と一緒にしないでよ!

〔プンプンと頬を膨らませ起こる。〕


そりゃ、雪女様の子供だけどさ!だからって何だい?

我らはコロポックル!お偉い方の子供だからって偉そうな事言ってると容赦しないよ?



あ、ボクは一族の中でも若い方なんだけどまだボクより若いのもいるよ?


う~んと、こうゆうのを『せいねん』?

あ、『青年』だ!っていうんだって長様言ってた!



最近、鳥達が騒がしいんだよね~。


何か『しょっぱい水たまりの向こうから見たことのない格好のヒトがいっぱい来てる!』

とか。

他にも色々危ない人や可哀想な人もいたみたい。

鳥さんは、いっぱいお話知ってるね!


里に帰る時間だから帰って、お父ちゃんにきょか…許可もらって長様んちにやってきちゃった!

そして今日、鳥さん達が言ってたことを話したよ!


…何か段々眉と眉の間が狭まっていく長様。

なんか、変な空気だから

『あの、長様?その人達はどうゆう人達なのですか?』

って、聞いたら「しんりゃくしゃ」とか「かいたくしゃ」とか文字が解らない単語が出てきちゃった…。


わかんなくて首を傾けてたら

『とりあえず、近寄ってはいけない人と覚えておきなさい。』

って、長様に言われちゃった♪へへっ♪



ー……。〔月日は幾ばくか流れ〕



今日は長様んちに一族全員が集まってるよ!

皆、遠いところから来た仲間もいたから色んな話をしているよ!

一番多いのはお星様の話かな♪

昨日、お星様がいっぱいお空を駆けたの!


あ、長様来た。…ら皆、すぐに静かになったよ。


『始めに私の呼びかけに皆、集まってもらい有り難い。』


軽く会釈。


『この場に集まってもらったのは他でもない。南から来る悪しきもの達に関係する話だ。』


ゴクリ。


『昨晩の煌めく夜に空から父様達とは違う来訪者が来たのだ。』


長様のお父ちゃん?ということは天神様?

…とは、違う?


『その方は言った。「そなたが守りし地を穢す来訪者に憂いていたのは知っておる。

そこで提案なのだが…私と共に新たな地に来てはくれないか?」と。』


……解んないことばがいっぱい…。

すると長様がクスッと微笑んで


『簡単にいうと血で穢れつつあるこの地を思い切って捨てて、かの地に一緒に行かないか?というお誘いかな。』


ザワ!ザワザワザワ…。


『私は行こうと思ってる。そして付いて来てほしいとも思ってる。』


ザワザワザワザワ!


『だが、皆も集落のものと話があろう。三つの朝と夜が過ぎた時、また逢おう。ではお開きとする。』


入り口の扉がバン!と開いて皆行動し出したよ。

ボクは長様と離れたくないな~…。

父ちゃんに話してみよっと!



ー…3日後の夜。母なる大樹の広間にて。



新たなる土地を目指すものと残るものとで左右に分かれた結果、残る方にも少しいるみたい。

(行く方が七割。残る方が三割。)


僕は目指すものの方だよ!

父ちゃんを頑張って話合ってよかった♪


『残るもの達よ。私はそなた達を忘れぬ。雷鳴轟く時、そなた達を天から見守っているぞ。』


あらら…、残る方のみんなが涙ぐんでたのが長様からの話で一斉に泣き出しちゃった…。


ーーー………。


……。

はっ!何?!父ちゃん、いいとこなのに起こさないでよぉ~。

むにゃむにゃ。



…時間が戻るなら、あの時自分に戻りたいでふ。

今、ボクの前には天神様とおんなじかそれ以上の神様がいます。


じゃなきゃあ、長様が平伏なんかしないもの!

ボクもしなきゃ!って、したけどすぐ顔あげさせられちゃった。



変わった神様なのかな?

てか、ここお空真っ暗だよ?



………この時の寝坊助なボクは、もっとすごいことになるなんて予想なんてできなかったんだ。



ほんとに季節外れ、申し訳ない。


そして、読んでくださりありがとうございます。


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