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え?戦隊モノでピンクといえば女の子でしょ?

作者: 桜崎 葵

ヒーローでないです。思いつき投稿です。ごめんなさい。誤字脱字(優しく)指摘してやってください。

みなさんは戦隊モノのヒロインといえば何色を想像するだろうか?

ピンク、あるいはイエローなのではないだろうか。

ていうか俺は今までそう思って生きてきた。

今まさに目の前で気持ち悪い奴らと戦っている奴らはそんな俺の概念を見事にぶち壊してくれやがった。


「そこの君、早く逃げるんだ!」


「ぼさっとしてんじゃねぇ!」


目の前で繰り広げられる戦闘に動くこともできないおれに野太い声がかかる。


はっ、現実逃避している場合じゃない!!

俺にはいま言わないと後悔する言葉がある。


「ひとつ言わせてくれ!!戦隊ものといえばピンクは女の子じゃないんですか!!」


なんでそんなにいかついおっさんなんだ!

と言いかけたところでピンクもとい桃さんからとんでもない殺気を感じて言葉が出なかった。


「・・・今、何か言ったか?」


「なんでもないです!!!!!!ここは(あんたに殺されそうで)危ないんで逃げます!」


それじゃ☆

とその場から音速で逃げ出した。




あれからノンストップで家まで走った俺は部下に声をかけられても返事もせず部屋に引きこもった。


「なんだあのオヤジのあの殺気は・・・」


あれがヒーローの出す殺気か!

っていうか俺何の為に部下に襲われている一般人の振りしてあそこに行ったんだよ!!

最近鬱陶しくなってきたヒーローを観察に行ったのに桃さんの強烈な殺気と存在感にやられてピンク以外見てないじゃないか!

なんてこったい!




「・・・で?この報告書はなんですか?桃さんについてしか書かれてないように見受けられますが」


遊びに行かせた訳じゃないんですけどねぇ。

と目の前で拳を握りしめているのは参謀だ。

とっても優秀なで美人系だ。


「おだてても許しませんよ」


にっこり笑顔で参謀は言い放った。

え?今俺声に出してた?


「いいえ?声にはだしていませんでしたよ。声には、ね」


とたまに考えを読んでくる怖い人物でもある。


「だって!戦隊モノのピンクといえば女の子じゃないか!それがあんな、あんなおっさんなんて!」


ムキムキマッチョなんて嘘だ!!!!!!!

俺が昔見ていた戦隊モノはだいたいピンクとイエローは女の子だった!


「それはテレビの中のことです。つまりフィクションなんですよ。いい加減現実を見てくださらないと。あなたは総司令官なんですからね」



「そ、そんな・・・」


「総司令官ともあろうものがorzの体制でマジ泣きしないでください(うっとうしい)」


あれ?いま参謀のセリフに含みがあるように聞こえたのは気のせいか?


「気のせいですよ」


現実ってきびしいなぁ。






戦隊モノのピンクが女の子なんて誰が言ったの?

主人公はヒーローでないんです。

これが言いたかっただけです。ごめんなさい。

それにしてもこんなやつが悪の組織の総司令官だったら悪いことしなさそうですね。

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