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どこが良かったのか



最後の台詞はアリエルの作り話だろう、とフランシスは大して気に止めなかったが

代わりに他の大きな疑問が、残ったことを覚えている。



ーー一体シンレイとやらはお嬢様の何が良かったのか。

童顔に洗濯板で美人でもない。運動神経が悪いのはまあ可愛げがあっても、一番の問題は気が強すぎることだ。


「少しは猫を被ることも必要です。社会では必然的に優位にたつ男性に取り入ることも常套手段なのですよ。ただでさえ頭が良すぎて男性から引かれる一方ですのに…もう少しの周囲の男性に頼られる素振りを見せられてはいかがですか」

と提言すると、お嬢様は決まって

「頼れって誰に!?どいつもこいつも使えないダメ男じゃないの!仮に仕事を任せても、非効率的で膨大な時間がかかるのがオチよ。

イライラするわ!」

とおっしゃる。

確かにその見解は間違ってはいないのだが…

あの方はご自身の子孫繁栄をどのように考えていらっしゃるのか。

せっかく物好きな、いや心優しいお嬢様を想う人が現れたというのに…

もったいない。

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