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最終話 純潔

ーー


それから、私は六音に避けられていた。


「あぁ、、そっか、六音に私の気持ちがバレちゃったんだ。」


それからのこと、私は少し不登校気味になっていた。


なんとなく、何もやる気が出なかったから。



でも、何かをしてるという充実感がないと不安になる私にとって、この不登校はまるで死に近づいていくような絶望感があった。


それなのに、動いて欲しいとどれだけ願っても、なぜか私の体は言うことを聞かなくて。


だから、ちょっと、ちょっとだけ、『どうでも良くなっちゃった。』



7月24日


別に六音と一緒だったらどこでも良かった。


なぜかアテルに誘われたから。

分かりやすく機会が与えられたから。



舞台の場はキャンプ場。



六音、大好きだよ。

今思うと、私は昔からひと目見た瞬間からあなたに恋心を抱いていたのかもしれない。


あなたの声が好きだった。

あなたの私を優しく慰めてくれる声が私にとってどれだけの救いになったのか。


あなたの性格が好き。

あなたのおっちょこちょいな性格とか、あなたのちょっとイジワルなところとか。


でも、あなたの顔が1番好き。

私に向けるその顔が、、、世界で一番、本当に大好きでした。


あなたとの思い出が私の人生の宝物になりました。

今まで、ありがとう。



ただ、、、、、それだけ。



───ユーリは空紀に告白した。



同時に、私が世界で1番大好きなあなたの顔は、百年の恋も冷めてしまうような冷たい瞳で私を見ていた。


あぁ、、、、、、、、、、、、、


あああああああああぁぁぁ‼️‼️‼️‼️‼️‼️



つらい、、つらい、つらいつらい、、つらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらい‼️‼️‼️‼️‼️‼️



その視線が、、、その視線に、、、


私はどうしても、、どうしても、、、


「、、ぁあぁ、。ぁ、、あ。」


まるで、何度も何度も槍で体を貫かれたような、、、


痛くて、、、痛くて痛くて。



ユーリは持っていたナイフで自分の首を切った。


夏の蝉時雨の中、血飛沫が私の首から盛大に飛び散った。



気が狂っちゃうほど追い求めてた人に拒絶された私の命に価値はないと思った。

あと、生きたくないって思ったから。


六音が私に走って近づいてくる。


「グッ!」


六音は私の首を締めた。



苦しい。


でも、そこに悪意はないんだよね。


六音は持っていたタオルで手を覆い、『私の血を止めるため』に私の首を締めたんだ。


多分、六音は正義心強いから、、衝動で動いちゃったんだろうな。


六音はいつも理不尽なことが嫌いだったから。

本気で助けたいって思ってるんだろうな。

でも、六音は純粋だから、、顔に出るタイプだから、ほんとに私のこと、気持ち悪いって思っちゃったんだろうな。


六音はやっぱり、優しいね。

こんな、半端者を助けようって思うんだから。


必死なってる顔もやっぱり私は大好きで、

私は苦しい気持ちを忘れちゃって、

六音だけ、ずっと見ちゃった。


必死になっていてどうしようもなく『純潔』な六音のことを、

私はどうしようもなく、、、


六音と桜がリンクする。



「あ..い...して...る。」



掠れた声。六音に届いたか、届かなかったか。

分からないけど、雨が降り出したってことは、多分、伝わってるんだ。


ユーリは最後まで、六音に見惚れていた。



エピローグあります!

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