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3. 短歌 令和3年12月
プリーツが 夜景彩る クリスマス
夜の暗さに 白が映えれり
一粒の 笑み薬足し 罪重く
問うて問われて 年を忘れり
チカチカと 光るテロップ 拙しと
難癖つけて 食う蜜柑かな
液晶の 映えが綺麗も 汚いも
猫を被れば 誰も白雪
喜んで 送る年なら 心から
睦月睦言 春も近かり
文字数の 足るる足らぬは 詮なしと
過ぎる締め切り 年は忘れず
貸方に 積もり積もった 買掛金
春になれども 金の宛て無し
火を起こし 雪の積もるを 見る朝を
いくつ数えて 春を待とうか
年の夜も 傍にいたいと 君に言い
頬を染めたら 春はすぐそこ
畳替え 窓を拭いたら 風が吹き
年の禊も 終わり間近ぞ




