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あらすじ&キャラ紹介

博理紀子 いつもはウザイよ。今回はね…

メギド  サイコパス予備軍?

稲神罪科 この食いしん坊ちっぱいロリめ!

明智光牙 意気地無し男の娘め!

天廻凍架 忘れられてた存在。クールな僕っ娘


あらすじ

紀子が襲われてる!助けて光牙くん!

「でぇえぇやぁあぁう!」

怪物の脳天にナイフが突き刺さり、怪物は床に沈んでいきました。

今の情けない声は…

「光牙さん、ありがとうございます…」

「オイ罪科ァ!てめぇあのバケモンは味方だって言ったよなぁ!それがどうだ?お前のせいで人が死にかけたんだぞ!」

「…っ、そんなの…そんなの罪科…が…悪い訳じゃ…ック…」

罪科さんは泣き出してしまいました。私は慰めようとしましたが、メギドさんが追い討ちをかけます。

「泣いて許されると思うな?お前といるとこっちにまで被害が及びそうだ…」

「もういいもん!罪科は一人でも困らないから!」

罪科さんは涙を流しながら廊下を走って行ってしまいました。

「メギドさん…あんなに言うことにはなかったのでは?私は何ともないんですし、今ならまだ間に合いますよ?」

「うるさい。お前がどう言おうととあいつは私たちの役に立たない。そもそもそこの臆病者を仲間にした時点で間違いだったんだ。お前ももうついてくるな!」

「えっ…あ、ごめんなさい。でも今は役に立てたし、どうか一緒に…」

光牙さんは私の服をより強く掴み、私の後ろに隠れました。

「そうですよメギドさん。今は光牙さんに助けられたんです、一旦落ち着いてください。」

「黙れ!足手まといは必要ない!お前も私の邪魔をするならあのバカと一緒に死にに行け!」

光牙さんは完全に怯えてしまっています。罪科さんはもう遠くへ行ってしまって見えません。

「メギドさん…落ち着いて話さないと、今は味方同士で争っている場合じゃないんですよ。」

「お前は私の味方かと思ったが…お前までバカになったのか?お前は役に立つと思ったんだがな…二度と私に付きまとうな。」

メギドさん…さすがに言い過ぎですね。何でしょうこの感情?押さえきれない…

「いい加減にしてください!バカはあなたの方でしょう?私たちが争っても何にも良いことはないのに感情に流されて自分の事だけ考えて!あなたは我慢をしらないんですか?あなたと行動するなんてこっちから願い下げですよ!」

ああ…言ってしまった…私も自分が押さえきれなくなってしまいました。メギドさんは驚いていますが、その視線は私への敵意で満たされていました。

「…光牙さん、行きましょう。」

光牙さんの手を引き、罪科さんの後を追います。メギドさんはその場に立ち尽くしていました。手から震えが伝わってきます。

「光牙さん…ごめんなさい、怖かったですよね。本当にごめんなさい。」

私も怖かったんです、今も怖いです。でも私が頑張らないと…

「あの、紀子さん…」

光牙さんは私の手をギュッと握ってきました。

「今は無理しなくてもいいんですよ?僕だって自分の事くらい出来ますから…今は僕に気を使わなくても…んあっ…紀子さん?」

気がつくと私は光牙さんに抱きついていました。離そうとしても離せませんでした、色々な感情が込み上げてきて…押さえられなくて…私は泣いてしまいました。光牙さんにみっともない姿を見せてしまう…泣いちゃダメなのに…

「光牙さん…ごめん…なさい…うっ…ごめんなさい。」

ごめんなさい、ごめんなさい、ごめ…

「大丈夫。僕は信じてますよ、紀子さんのこと、そしてみんなのこと。」

私の髪を撫で下ろす手、優しい声、全身を包み込む暖かい体温…今だけは…弱い私でいさせてください…

「大丈夫です…僕は信じてますから。」



目が覚めると私は光牙さんに背負われていました。

「あっ…光牙さん…私寝ちゃってたんですか?」

この世界では寝なくてもいいはずなのに…精神的な負担で寝てしまったみたいですね。

「あっ、目が覚めましたか?」

「おはよう紀子!って朝じゃないのかな?」

この声…罪科さん?

「あのあと廊下を進んだ先で一人で泣いていたんですよ。」

そうだったんですか、そうですよね。罪科さんだって我慢してたんですよね。

「紀子、寝てるときも泣いてたよ?それに時々ごめんなさいって…」

あぁ、寝言でまで謝っていたんですか…でも、もう弱い私は終わりにしたんです。

「安心してください。たくさん泣きましたから。今はもう、いつものウザくてハイテンションな紀子ちゃんです☆」

作り笑いではない心からの笑顔、久し振りですね…こういうの。

「あははっ…もう安心みたいですね。」

「罪科ももう大丈夫だよ!心配かけてごめんね?」

今度は私が守る番ですね。あれ?そういえば…

「メギドさんはどうしましたか?」

「あぁ…それが、呼び戻そうとして戻ったらもういなかったんです。」

そうですか…一人で大丈夫でしょうか?凍架さんも探さないとだし。みんなで帰れると良いんですがね…それにしても引っ掛かります、何故あの怪物は罪科さんを無視してこちらに向かって来たんでしょうか?罪科さんは怪物に狙われない?だとしたらこの世界の鍵は罪科さんが握っているんでしょうか?でも罪科さんは別の怪物には襲われたと言っていましたし…何か襲われる条件でもあるんでしょうか…

「あの、紀子さん?あの人って…」

光牙さんの視線先には人影がありました。あの人って…まさか?

「凍架…さん?」


感謝感激雨あられ。

改行めんどくせー!読みやすくなんてしてやらんからな!(黒歴史を読まれないように)

暇!なんか面白いことない?

…次回、城之内死す!

おたのしみに。

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