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プロローグ

中2の頃に初体験をしてもらった男はヤリ逃げ!!彼を失った思いをもうしたくないからと彼氏を作るのが怖くなったハメに...

が。あれは...あれはもはや...?!

お続きは読んでからわかるよ!!(と思うよ!!)



たった一度。

たったの一度だけ。


中2の時に世間でいわゆる「初体験(セッ○ス)」をしてしまった。


あの時の彼の背中がすごく暑くて、あたしの心まで伝わってくるほど暑くて、夏ってーのにそれがどんだけ気持ちよかったか。


「愛してる...すきだ」と言いながら体が互いに擦り合った。


あんなことをしてるというのにあたしはただただ未来での彼との結婚生活を想像し、あたしらの結晶の顔はどんなんだろうとものすほい遠いことを考えながらヤっていた。


が。


2日目になるとラブホの部屋に残ってるのはあたしだけ。


あと机に「これ出すからおれのこた忘れて」と250円が置いてあるだけ。


だけ。


は...


「はぁぁあああぁああーーーー?!!!!」


うわ最悪しんっっっじらんない、ヤリ逃げってか?あ?ヤリ逃げってか??


一瞬にて涙がぶわって頰にあたる。

同時に足がへなへなと力を抜けてく。


はぁあ〜〜〜〜〜〜〜.........


「全然足りないっての...」

あたしの...

あたしの初体験返せぇぇぇええええー!!!


ま、初めてはみんなこんなもんよね。


とまあ自分で慰め的な考えでいればいずれ忘れるはずさと思っていた。


うん。


そんで結局高2になってもこんなにはっきりと覚えてるわけ。

だってさ!!普通に考えればなんで周りの人たちは付き合ってセッ○スしてもわかれないの?!!

あたしだけやん!!!ねぇ!!でしょ?!


............

...............................ぐすっ。


...そしてまあ、あの夏にあったあの出来事はどーーしても忘れなくて、ね。おかげで彼ぴーも三年間ずっと作れな...違う、作らないことにした。うん。作れないわけないもんねあはははは。


ほんで。


あたしは。


もう...


もう人を好きになること()を、

()()()しない!!!


と、ただいま決めました。


最後 (じゃないけど)まで読んでくれてありがとうございます!!第一話がんばって出そうと思います(二話からなくなるかもしれんが)

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