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魔刹ノ鳥  作者: 月銃
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プロローグ

これは友達を守る為に罪を犯した少女達の物語です。

卒業まで出られない学校というものは何だか鳥篭のような気がした。


私は自由を奪われた鳥のように、軍隊式管理の進学校という名の巨大な籠の中に身を潜み、不味い飯しか出さない食堂で腹を満たし、校舎の教室で社会に出ったら何の役も立たない無駄知識と試験対策を毎日毎日頭の中に叩き込まなくちゃならない。


いや、無駄じゃないかも知れない。


難しい知識はたとえ使える場所がなくても、自分の脳をより充実にする事は間違い無い。


月一回の試験も頭体操になるし、少なくとも何も考えないよりはマシだろう。馬鹿にだけはなりたくないから。


だから私は自分の全てを学業にぶつけた。


教科書を丸暗記するくらいの努力も惜しまない。


その努力のおかげで、今月も私はクラストップを取る事が出来たのだ。


うちの学校のクラス分け方は、同じ学年の生徒たちを試験成績の点数順に合わせてエリート班とクズ班に分ける。


生徒たちは毎月の試験結果で十数人がエリート班に浮かび上がり、また十数人がクズ班に沈み落ちる。


エリート班には全国有名の特級教師たちが生徒を直々に指導、完璧なほどの現代化設備も使える。


授業中にノートパソコンとスマホも使い放題。誰も文句を言わない。


対してクズ班の環境はかなり不評だったらしい。


だって老いボケたジジイと黒板と机と椅子と監視カメラ以外何も無いから。


勉強は自学に頼るしかないようだ。


授業中にノートパソコンとスマホをいじったらすぐに監視員にばれる。


その時は反省文を一千文字くらい書かれば許されるという噂も友達の小鳳ショウフォンから聞いた。


本当かどうかは知らないけど、そんなことを確かめる必要はどこにもない。


だって私は絶対に沈まないから。エリートのままで卒業する事が今の目標なんだから。


失敗者を同情するなんて時間の無駄だと思った。


そんな暇があったら勉強に使ったほうがいいに決まっている。

どうも、未熟の中国人ライター月銃という者です。

もし誤字とか文法の間違いとかがあったらぜひ教えてください。お願いします。

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