表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

キティ・ザ・タイガー

作者: Q作くん

 虎の()、キディ。彼女はスマフォを宙に放ると、目の前の敵めがけて駆け出した。

「バカが!」

 敵は機関銃を構え、キディめがけて掃射する。豆まきみたく、(なまり)弾がパラパラと飛散する。そういう風に視えるのは、キディが常人離れした動体視力を有しているからだ。

 キディは心の中で宙に浮かぶ弾丸の数をカウントする。総計20ちょい。カウントを終えると、キディは歯を喰いしばる。

「何だ!?」

 キディの全身が炎に包まれる。巨大な一個の火の玉と化したキディ。そのまま、敵にタックルを決める。

「ぎょっ!?」

 キディと衝突した敵は、勢いよく後方に吹き飛ばされた。ドン! 敵は置き捨てられた軽トラックに激突。背骨を折り、肺を圧迫され、口から血を吹く。

 キディは落ちてきたスマフォをキャッチする。ディスプレイには「送信完了」と表示されていた。

「き、、、きさま、、、人間なのか」

 キディは瀕死の敵に一瞥をくれる。それから、スマフォを操作し、ディスプレイを敵に向ける。

『わたしは虎の娘』


 キディ・ザ・タイガー。彼女はロンリーガールと双璧をなす、本物のヒーローである。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ