第25話 突入
こんにちわ!!
神薔薇です!!
今回は久しぶりの連日投稿です!!
皆さんをあまり待たせずにすんで良かったです。
まあとりあえず、読んでもらいましょう!!
ではどうぞ!!
空兎side
「もうすぐだな」
俺たちは車、というか装甲車にのって廃工場に向かっていた。
さすがは霧峰家こんなものまですぐ用意できるとは。
運転手の人もすごい運転技術だ。
かなり飛ばしてるしこれなら十分も掛からないだろう。
「それでどうするの?
誰が中に入る?
何人かは外に残った方が良いでしょ?」
輝龍先輩が聞いてくる。
「雫とラーナは外の方が良いだろう。
使う魔法が大規模なものが多いから室内では倒壊する可能性がある」
「そうだね」
「……うん」
二人とも納得して頷く。
「俺は中に行こう。
輝龍、お前は外に残ってくれ」
「うん。
上級生である俺等は外と中で別れた方が良いだろうしね」
霧峰先輩は中、輝龍先輩は外に行くらしい。
「なら外はそれぐらいでいいでしょう。
中はどうします?二つに分かれますか?」
「そうだな。
そうした方が言いだろう」
俺の提案に霧峰先輩は賛同する。
「なら俺と宗弥、愛依のチームと、霧峰先輩と信也、秋穂のチームでどうですか?」
「ふむ。
それで良いだろう」
よし、これで準備は整ったな。
それにもう着くだろう。
「着いた見たいね」
秋穂が外を見て言った。
「ほ、本当ですね」
愛依は少し緊張しているようだ。
ふむ、これで行くのは少し危ないな。
どうにかして安心させないと。
だがこういう時どう声を掛ければいいんだ?
ふむ、でも安心させるならこれでいいか。
「愛依」
「は、はい!?」
俺が愛依を呼ぶと、愛依は驚いたようにこちらを見る。
「そこまで緊張しなくても良い。
それでは、いつもの用に動けないぞ」
「う。
で、でもこういう事初めてで……」
やっぱり不安なのか。
やはりこれでいいか。
「心配するな。
何があっても俺が守ってやる。
だから、安心しろ」
「ッ!?
あ、ありがとうございます!?」
愛依は俺が言った事を聴いて顔を真っ赤に染めた。
ん?
どうしたんだ?
そんなに顔を赤くして。
「なんか、すごいねわね」
「……あんなこと実際に言う人いるんだ」
「俺あんなの言うの物語の主人公とかぐらいだと思ってた」
「ハハハ……」
「…………」
「空兎は相変わらずというか、何というか」
「……むー。
ソラのバカ……」
みんな苦笑した感じで俺を見てる。
ラーナだけは俺を頬を膨らませて睨んできていたが。
何なんだ?
俺が首を傾げると、皆呆れたように俺を見た。
「はあ、なんというか」
「凄まじいわね」
「……鈍感?」
「ハハハ……」
「…………」
「本当に相変わらずだね」
「ハア。
まったく」
そして、愛依は今もまだ顔を赤くしたままだった。
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「よし、着いたな」
俺たちは廃工場に着いて、今は門の前に居る。
「それでどうするんだい?
どうやって入る?」
輝龍先輩が聞いてくる。
霧峰先輩も俺を見ている。
どうやら今回の作戦は全面的に俺に任せるつもりらしい。
やはり見張りも居るみたいだ。
なら……。
「まず、雫に魔法で見張りを門ごと吹き飛ばしてもらいます。
できるか?」
「……うん」
「そして、その後装甲車で扉を突き破り侵入します。
まあ後はチームで別れて拘束していきましょう
外のチームは何があるか分からないので警戒しておいてください」
「よし、それで良いだろう」
「うん。
わかったよ」
霧峰先輩と輝龍先輩が頷く。
「わかったよ!!」
「……了解」
ラーナと雫も頷く
「任せろ!!」
「わかったわ!!」
信也と秋穂も。
「わかったよ」
「わかりました!!」
宗弥と愛依も。
全員が賛同してくれた。
「よし、じゃあ行くぞ。
全員無事に帰ろう!!」
『ああ(はい)!!』
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俺たちは装甲車に乗り込み雫が魔法を使うのを待っていた。
少しすると雫の声が聞こえた。
それにより皆が気持ちを入れ替えた。
「来たれ風の精、吹き荒ぶ暴風となりて、彼のモノを吹き飛ばせ!!
狂乱烈風!!」
雫が魔法を唱えると。
途轍もない暴風が吹き門が吹き飛んで行った。
そしてそれと同時に装甲車が工場内に侵入した。
そして俺たちは素早く装甲車から出て近くにいる魔女の骸のメンバーを気絶させていく。
「タイプオブバレットverスナイプ!!」
俺は高速の魔力弾を敵の頭部に確実に気絶させる。
「氷雪付与!!」
セイッ!!」
宗弥は武器に氷を纏わせて峰打ちで敵を凍らせた。
「武器強化!!」
信也は武器を強化し剣の持ち手で殴る。
「ダブルブースト!!スピード&パワー!!」
秋穂は敵に近づき腹に峰打ちを入れる。
「ハア!!」
愛依は鎖で敵を縛り壁にぶつける。
「岩創造!!」
霧峰先輩は岩の楯を造り敵にぶつける。
それにしても、霧峰先輩のあの楯万能だな。
「よし、この辺はこれで全員か」
「うむ。
ならそろそろ二手に別れるか」
「そうですね」
俺は霧峰先輩の言葉に頷く。
「じゃあ。
行きますか」
俺たちは二手に別れた。
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俺たちは二手に別れてから敵を気絶させて一か所に集めていった。
「ふう、これで大体終わりか」
「そうだね」
「それにしても、かなり奥まで来ましたね」
愛依の言うとおり俺たちはもうかなり奥まで来ていた。
「そうだな、一旦気絶した奴回収して戻るか」
「うん。
わかったよ」
「はい!!
わかりました!!」
歩き出した瞬間嫌な感じがした。
そして本能のに身を任せ愛依を抱きしめその場から離れた。
「空兎君!?」
愛依は驚いて俺を見てきた。
だが俺は気にせずある一点を見つめていた。
宗弥も同様に同じ場所を見つめていた。
「愛依、お前は戻っていてくれ」
「え!?」
「もうこっちはいいから、外のやつと合流してくれ」
「で、でも!?」
愛依は俺の言ったことに渋る。
だが、愛依に居られると少し困るのだ。
なにせこいつらは色々と聞きたいことがあるのだから。
「いいから、言ってくれ」
「……わかりました。
でも、気を付けてくださいね」
「ああ!!」
俺は愛依に笑顔で答えた。
愛依は顔を赤く染めながら俺から離れた。
そして来た道を戻って行った。
よし、これで聞きたいことが聞ける。
「おいそろそろ出てこい!!」
「そこに居るのは分かってるよ!!」
俺たちは武器を構えて言う。
「フフフ。
気づいていたのかね。
いや、そうでないと困る。
でないと意味がないのだから」
柱の陰から眼鏡をかけた男が出てきた。
どうでした?
雫「……今回早かったね」
ああ。
もうちょっとで1章も終わるしね!!
雫「そうなんだ」
ああ。
後1話くらいかな。
雫「そうなんだ。
2章はもう決まってるの?」
だいたいな。
今の予定ではメインの新キャラが出てくる。
ヒロインになる予定だよ!!
雫「そう、ラーナと愛依は大変だね」
ハハハ。
まあ今回はこの辺で!!
神薔薇、雫「さよなら~」




