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クラシック・ミニと一緒-07

「タイヤが偏磨耗します」

 ガイア氏はため息をついていた。

「ウチのもズレてるな、たぶん」

「調整方法なんですが……」

 僕はコーヒーに口をつけた。

「ラジアスアームブラケットとサブフレームの間に、シムを入れれば調整できます。シムはミニ屋さんで購入して下さい」

「意外にやっかいですねぇ……」

「やっかいです」

 僕は大きくうなずいた。

「だけど……」

 こう続けた。

「手間とお金を掛けるだけの価値は、十分にあると思いますよ。クルクル曲がるようになるし、偏磨耗もしなくなりますから」

 僕はニッコリ微笑んであげた。

「なるほど……」

 考え込むガイア氏。僕は黙ってその姿を眺めた。


 その後僕たちは小さく手を振って別れ、僕は帰路についた。悪魔の囁き……効いてくれてると良いんだけどな。


-完-


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