情報量が多い、、予感
「おい、のんちゃん。」
この声は、あっくんだ。
「どうした?」
「俺、今日、のんちゃんがある女子、まぁ、知ってるけど、その女子と一緒に学校に来てるのを見たぞ。のんちゃんの口から教えていただこうじゃないか。」
「あー、あっくん、その女子と僕がどういう関係だと思ってる。」
「つ、つ、、、あってる?」
反応がうぶだな。さっきまでの威勢のよさは?
「えーっと、まず、付き合ってない。」
あれこれ
「屋根の下!¥?、同じ部屋!?256yh#%&」
「大丈夫か?」
「うん、一応」
「まーうん。それは大変だっただろうけど頑張れよ。」
母は結構天然系だからなぁ。
「今日、あっくんどうする?」
「んー、部活してから帰るかな。私、一応、エースなので。」
あっくんは将棋部に入部している。有段者らしい。詳しく聞いたことはあまりないけど。
「じゃあ、逆にのんちゃんは?」
よくぞ聞いてくれた。僕は今日。小テストの補修があるのだ。
「ふ、よっくぞ!聞いてくれた。今日、僕は小テストの補修がある。」
「教科は?」
「英語」
「やはり。」
「うるせぇ。」
「のんちゃん、頭いいんだから勉強しなよ。入試主席だったでしょ」
「一応ね。そん時はたくさん勉強したから。」
一切不正行為はしてないけれど、たまたま、入試でいい点数を取って、代表のスピーチをした経験がある。
キーンコーンカーンコーン
「じゃあ、また明日。」
今日が終わった。そして、補修も終わった。
「家へ帰ろう。」
なんか、面白いこと起きないかなぁ。
僕はそんなことを思った。
そして、それはおかしいことになる。
「ごめんなさい」
家に帰ったら、玄関で近藤さんが正座している。
何で?
すごく「何で」と思ったが、何か言いそうだったので、一応、口を紡ぐ
「ワン!」
こんな声が聞こえた。
茶色と白のちっちゃい物体がこちらに近づいてくる。
「ワン!ワン!」
「これどうしたの?」
考えるよりも早く、口が出てしまっていた。
「登下校時ちょっと寄り道しようと思って、寄った道に、拾ってくださいと、書いたあった段ボールがありまして、、、そして、今です。でも、動物病院に連れていって病原菌検査して問題なかったので、そこらへんは大丈夫です。」
「うん、理解。この家の管理者からは許可もらったの?」
「いや、一応まだしていなので、これから帰ってくるまで、ここで待っていようと、、」
大変だなぁ。そして、なんかいろいろと可哀想だな。と、思っていたら帰ってきた。
「のん?のん!?、あんた、さくらちゃんに何してんの?」
あ、誤解が生まれた。
えーと、あれこれ
「なるほどね。いいよ。うちで飼っても。さくらちゃん「は」しっかりしているし。」
変なアクセントがついていた気がするけど、気のせいだろう。
「ワン!」
この家族に犬が追加される。その瞬間だった。