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ただいま

後日、世界からモンスターの姿が消えた。冒険者達は新たな職に就くため四苦八苦しているがそのうち解決するだろう。

元勇者パーティの四人は世界を救った英雄としてイザエラ皇国から莫大な報酬が支払われ、ナダルはその報酬で家を建てた。


「行ってきます」


昼頃、ナダルは買い出しに出かけ夕飯に使う食材を漁っていた。現在は報酬を食い潰しながら、魔法研究に没頭している。モンスターが消えた事により精霊もいなくなった事で人類は生まれつき魔法が使えるリゼリア、ユイレ、そしてシルフに気に入られ居候されたナダルを除いて魔法が使えなくなり、魔法依存のインフラを敷いていた国では交通網が破綻するなど大量の社会問題が起きているのだ。その解決のため、再び魔法が使えるよう研究を進めている。


「ボク今日はお魚がいいな〜」


「へいへい、焼き魚な。そうだ、現状の人体での魔力発生はどうなった?やっぱ難しいか?」


「ユイレの魔力発生機関をそのまま流用すれば魔力は出せるかな、こっちの世界は遺伝的多様性が広すぎて出せない人もいるかもだけどね」


そんな話をしながら街を歩く。夕暮れ時になって、シルフに唆されて買いまくった食材をどうしようかと考えながら家に着いた。


「あー!やっと帰ってきましたよ!」


「遅かったじゃないか。ユイレちゃんが悲しむぞ?」


「よーし!じゃあご飯にしましょ!」


家の前でアレス達が待っていた。皆身の回りの処理を終えやっと解放されたのだ。


「よっしゃ!買いすぎたしもう全部食べましょう!」


「勝利パーティーだああ!」


三人とシルフが家の中に入っていく。ユイレが家の中から姿を見せ、扉を開きながら言う


「みんな待ってたんだよ?さ、早く入って!」


家に足を踏み入れた時、あ!そうだ!とユイレは何かに気付き、ナダルの方を振り向いて笑顔で言った。


「おかえり!ナダル!」


「ああ、ただいま!」

ご読了ありがとうございました。初作品ですので覚束無い部分もありましたが、無事完結できて良かったです。

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