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ダンジョンコアの闘争  作者: ライブイ
4章 染みわたる意志
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閑話 9 一人旅

分かりにくいですが、この話はセイが大精霊と戦い始めて一年後の時系列です。

 トトサワルモ地方の中方より少し南東寄りの場所にトムシム王国と呼ばれる国がある。

 東西と北は別の国に囲まれている一方、南端は巨大な入り江と接しており海に出ることが出来る。入江は水深が二百メートル程度と浅く、巨大で強力な魔物が入ってこれない分漁業が盛んなのが特徴だ。

 国内に魔境が少なく魔物の勢いも弱いため、この世界では比較的安全に暮らせる国と言えるだろう。


「お貴族様、本当にこんなぼろ船でいいんですかい?廃棄する船を買い取っていただけるのはありがたいのですが、海に出したら直ぐに沈んじまいますよ」

「いいんだよ。趣味のコレクションだ。気が引けるなら工具も売ってくれ」

「へい」


 そんなトムシム王国の港町の一つで、セイはぼろ船を購入していた。


 『この』セイは本体よりも少し年齢を上げている。外見年齢は三十から四十程度。今までの人生で見かけたそれくらいのダンディで貴族っぽい見た目のデータを自分に合わせて合成し、一見するとそれなりの地位とお金を持っているが、同時に責任は低くそれなりの自由な時間があると言い張れる程度の見た目だ。

 服装もいつもよりも高貴っぽいものを身に着けている。この街の貴族街に侵入し、貴族が来ている服装を観察しコピー。加えて貴族らしく振舞えば、見たものに金持ちが道楽をしていると思わせることは容易い。


 総じて言えば詐欺師の行動であるのだが、やっていることは廃棄品の買取りなのでセイは良心の呵責無く船と工具を購入して回っている。


「あっちにあるのは要塞船の基盤だったか?」

「へい。稀に海から魔物が迷い込んでくるので、あの平べったい大きな船の上に要塞を作って、魔物を撃退していやす。しかし年にそう何度もない事なので、普段は海上市場にしていやすが」

「なるほど……竜骨が無い船も面白いな」


 セイの知識において、船は竜骨があるものだ。

 中世の船は竜骨という生き物でいう背骨の様なものを軸にして作るものだと認識している。それはこの異世界であっても同じことだった。海に出て漁をするなら地球でも異世界でも同じような進化を辿る。


 しかし浅い海が広がるこのような海では独自の進化をしている様だ。見た目は桶に近い。昔話の一寸法師が使ったお茶碗の船の様に半球型で、内部で椅子も兼ねているつっかえ棒を何本か刺すことで構造を保っている。

 遠洋には行けないが、近海にだけ行くならこの方がいいのだろう。多くても十人ほどが乗船し、自由自在に移動し、浅瀬でも座礁することは無く、簡単かつ安価に作れる。


(しっかし、図面は購入できないと思っていたけど……そもそも図面がないとか思わなかったぞ)


 最初は図面を盗むつもりだった。船の構造は機密情報であるだろうからと。

 しかしいざ来てみると、そもそも図面など作ってすらいなかった。民間の技術者が代々技術を口頭で継承し、魔物が出れば国が漁師を徴兵して船を漕がせる。

 識字率の低さを思えばすぐに分かってもいいことだが、縁がない事柄には偏見が勝ってしまうものだ。セイも現地に来るまでは「そういうもの」という偏見を持っていた。

 やはり何事も現場に来て経験すると新たな発見があるものだ。


「十分満足したよ。追加でやるから酒代にでもしてくれ」

「へへっ!感謝しやす!……ところで、どうやって持ち帰るので?従者が見えないのですが……」

「自分で持って帰るよ」


 そういうとセイは影を広げ、影の中に購入した廃船を収納した。その光景に工房の代表に人は目を丸くして声を上げた。





(なるほど、木材に凹凸を作りはめ込んでいるのか。この形はこっちの工具を使っているのか?ふむふむ。む、こっちの船だけ材質が違うな。なんだろう。材料が違うのか、それとも乾燥させた期間の違い?……ただの木材じゃなくて、バーニングトレントの素材が近いな。この国独自の魔物か?

 ん、もうついたのか)


 影の中に収納した廃船と工具に魔力を通して精査し、図面に起こしながら歩いていると、次の目的地の魔道具屋にたどり着いた。


 魔道具屋。この場合はマジックアイテムを売っている店でもあるが、魔術を発動するための触媒などを売っている店だ。

 セイには必要では無いものだが、本来、魔術を発動するためには杖といった補助媒体が必要であるし、触媒を使ったほうがより高度な魔術を発動できる。


 身体強化のような体内で行使する魔術であればあまり問題にはならない。しかし体外で発動する魔術は体内以上に魔力を長時間かつ精密に保持する必要があるため、人間よりも魔力に親和性が高い魔物や植物を素材にした杖を使って魔力操作を補助してもらうのだ。

 威力にしたってそうだ。生産職なら魔力のコントロールだけで問題ない。しかし冒険者や傭兵、騎士のような戦闘職ならばとにかく威力がいる。火山に住む魔物の素材を使えば残魔力に反応して火属性魔術の威力が上がるし、地中にする魔物の素材を使えば残魔力に反応して土属性魔術の効果が大きくなる。


 完全な非戦闘員ならば魔導書を与えたほうがいい。しかし多少は魔術を使えるならばその魔術を増幅したほうがいい。

 いや、どちらが良いかはまだ断言できない。しかし、選択肢は多ければ多いほうが良い。


 そんなセイの考えに基づいて、今回はトムシム王国ならではの何かがないかと探しに来たのだ。

 ほぼ趣味である。


(見た目は、今回は若い方がいいな。年を取っていると知識の無さで怪しまれる)


 セイは路地裏に入り、出てくるころには十二歳程度の見た目に変わっていた。

 顔立ちを整え、着ているものもより一層豪華に。質のいいローブで身を隠し足取りは自信に満ちているようにする。

 これでどう見てもお貴族様のご子息様だ。金を使う時は「浪費家です。お金持ってます」と全身でアピールしたほうがいい。


「いらっしゃい」

「おじさん、勝手に見させてもらうね!」


 無邪気なように店内を見て回る。しかし、その眼は貪欲にデータを収集する。

 どこにでも置いてあるゴブリンの魔石やコボルトの耳や内臓、ホーンラビットは当然として、この港町ならではの魚系の魔物の素材もあるようだ。水深が低くて巨大な魔物が入ってこないとはいえ、小さな魔物は入ってくる。体長五十センチ程度の魚が魔物化した魔物の牙に鱗。吸盤らしきものは蛸の吸盤だろうか。

 店員のいるカウンターの方には何かが壺に入っている。嗅いだことのない匂いだが、塩の臭いもするため蛸の墨だろうか。血の臭いとは違う気がする。


「店主さん。とりあえずこれ全部ちょうだい」

「は?全部?……金はあるのか?」

「はい」


 服の内側に手を入れ、服の内側に収まっていたはずがないほど大きな袋を取り出し、金貨を見せる。


 その光景に、店主の心に悪が生じる。

 大金だ。物理的な硬化で売買をするこの世界では、大金を持ち歩くにはその分の物理的なスペースも必要とする。そんな物理的な法則を無視している。

 ならば、マジックバックを持っているはずだ。マジックバックを持っているということは、こんな子供に持たせるほどに、実家が大きいということだ。

 

 セイは軽い気持ちで、金ならあるから払えるという情報を伝えるためだけに見せた。

 しかし、店主はただの売買では納得したくなくなってしまったようだ。


「おい坊主。怖い思いをしたくなかったら……」

「(じっ……)」


 店主の棚からナイフを取る姿に悪意を感じ取ったセイは目を細め、邪眼を通じて闇属性魔術【トリップ】を使い、店主の心を酩酊させる。


「半額でいいよね」

「はい……」


 悪人に対する私刑と、己の不手際への反省。出力は金額の半分。

 買いたかったものを全部買った後、セイは店を出てまた街を回る。


 セイは肉体は可変だ。大人の姿に子供の姿。他人を姿にもなれるし、他人の外見からデータを混ぜて新しい自分の外見も作れる。戦闘時には魔物の肉体を一部際限も出来る。


「にゃんへんげー」


 ならば当然、猫にもなれる。


「にゃーにゃーにゃー」


 体長が十五センチ程度の子猫に肉体を変え、街をうろつく。一通り見た後はまずはペガサスのように翼を出して、徐々に鳥に変身して空からも見る。【完全記憶術】を持つセイに忘却はない。街をうろつき、地形、概要。全てのデータを持ち帰った。





 夜には宿だ。

 裕福な冒険者風の外見で高級な宿に泊る。この宿は他の街から来た者が泊る宿で、一番の特徴は風呂があることだ。海辺であるため潮風が激しく肌がべたべたしてしまうのを嫌う金持ちが風呂でべたつきを落とすのだ。


「あ”あ”あ”~~いいお湯~~~」


 本来の青年の姿でお湯に浸かる。石で出来たおり新鮮だ。

 セイにとって風呂とは必須の存在ではない。肉体が汚れても汚れを取りこみ肉体を再構築すれば清潔な肉体を作れるのだから、いちいちお湯で洗う絶対的に必要な理由はない。

 それでも風呂に入るのは、セイがそれを望んでいるからだ。一日の終わりに温かいお湯に浸かり、心の疲れを落とす。その風呂が入り慣れない異国の作りであれば気分は上向きになり一石二鳥だ。


「ん?」


 扉の向こうに人の気配を感じる。暴力の気配はないため荒事ではなさそうだが、人を読んだ覚えはない。


「失礼します」


 扉を開け、美しい女性が何も身に着けずに入ってきた。


「今宵はこの宿を選んでいただき、感謝申し上げます。この身が御身を癒す一助になればと」

「呼んだ覚えはないが」

「はい。この度は私の意思で参らせていただきました」


 女性は、見るものを癒す笑みを浮かべた。

 セイの主観的には、美しいというより、色っぽいと表現したくなる体つきをしている。年齢は二十の半分は過ぎているだろう。触れれば指が沈みそうで、抱き着けば体が溶けてしまいそうだ。声は意識を引き寄せ、視線だけでこちらを欲情させる。


 その魅力的な女性を前に、セイはつい癖で周囲の気配を探る。

 道路を横切る際に無意識のうちに左右を確認してしまうようなものだ。そこにセイの意識は介在しない。しかしその成果ははっきり理解する。


「……」

「いかがなさいました?」

「あと十分、いや、せめて五分くらいは自分はモテモテだと錯覚したかったな、と」

「はぁ……?」


 女性は困惑したように首を傾げるが、セイにも余裕はない。急いで湯船から上がり、女性に飛び掛かる。


「へっ、あっ。そんな急に――」

「おとなしくしてて。あんたは共犯じゃなさそうだから、助けてあげるよ」


 米俵のように女性を担ぎ、正面の壁を破壊し外に出る。


 次の瞬間、浴室が爆発した。


「へ?」

「舌を噛むぞ。気を付けろ」

「はい?……きゃーーーーー!!!!!」


「逃げられたぞ!追え!!」

「【暴竜】は海の乙女亭から東門に向かって逃亡中!」

「第三班と第八班を回り込ませろ!俺たちは追うぞ!」


 セイは女性を担いだまま路地を走り抜け大通りへ到達。忙しそうな衛兵の詰め所に女性を放り投げてそのまま大通りを疾走する。


「逃がさん!【断罪斬り】!」

「お前を殺せば百万の命とでもつり合いが取れる。【風刃召波】!」

「この悪党め!お前の運命はここで終わりだ!【シールドバッシュ】!」


「その恰好。ハイディ教の神官騎士か。いい加減にしつこいな」


 立ちふさがる三人の騎士のうち、罪人の首をギロチンで落とす様に刃を振り下ろしてくる騎士は体捌きで避け、周辺の建物を巻き込んむ魔術を発動した騎士は熱で上昇気流を起こして無効化し、最後に立ちふさがる大柄な重騎士を正面から殴り飛ばす。


「【重拳】」

「————ごふっ」

「こつは力の流れを完璧に操ることだ。お前の体重がそのまま俺の拳の重さになる」


 重量が二百キロを超えていそうな重騎士を追手の上空に殴り飛ばすと、追手は慌てたように陣形を変える。受け止めようとしているのだろう。たぶん死ぬが生きれいればすごいことだ。


 セイは結末を見ずに再び走り出す。今回の騒動の首謀者は誰か。何となく予想はつくが、あっていれば面倒だ。


「【流星——」

「むっ」

「——光拳】!!!」


 側面から殺気。防げないと判断し、一瞬早く加速する。


 地上に流れ星が落ちる。一瞬前にセイの体が合った場所をレーザービームが走ったかのような光が埋め尽くし、地形をえぐり取る。凄まじい力だ。余波でセイの体は震え、前方に吹き飛ばされる。


「いってぇ……正気かよお前ら。お前らの言う守るべき民がさっきの場所にもいるんじゃないのか?」

「既に全員を避難させた。心配は無用だ」

「わっはっはっは!相変わらずいい動きをする!」


 セイの前に姿を見せたのは、二人組の大男だった。背後には連れている騎士はみな煌びやかな甲冑を身に着けているが、二人は軽装。だが金属製の鎧よりも遥かに頑丈な筋肉を包まれたその肉体の恐ろしさを、セイは十分に知っていた。

 【千里眼】のハイネスと【流星拳】のゼプス。光神石をはめ込んで籠手を身に着ける二人は、ハイディ教の最高戦力無限光の構成員である証だ。


 たしか、以前会ったオデットとリタが所属していた派閥とは違う、『秩序』という世界の治安維持を担う役職についている武闘派だ。世界は平和であるべきであり、平和の維持は最も強いもの、つまりは我々ハイディ教が中心になって行うべき。そんな派閥だ。

 その信念と行動と実績には敬意を表するが、自分が取り締まわれる側に回ると面白くない。


「こちとら観光中だってのに、襲う時は俺の事情をくみ取ってくれよ」

「無茶苦茶なことを言うなボケナス。お前が盗品の買取りを止めれば、いったんは手を引くと何度も言ったはずだ」

「トト商会を通じて複数の国家のレジスタンスとテロリストに資金を流しているのもな。お前がおとなしく捕まってくれれば、悪いようにはしない。お前が最近征服した国家群も全て支配を放棄してくれ」

「そりゃ無理だな。俺は好きに生きると決めているんだ」


 セイは己の肉体を一部を道路と一体化させ、己の肉体を広げる。


 セイの肉体は可変だ。人だけでなく動物にもなれるし、手足を鉄にすることも眼球の内部構造に金属のレンズを混ぜることも出来る。体外の物質を吸収も出来る。

 ならば、セイの肉体とはどこまでを指すのか。脚と道路が融合した今。セイの肉体とはどこまでをいうのか。


 答えは簡単だ。セイの肉体とセイの肉体でないものの境目。そんなものは無い。


「地面も建物も俺。ならば性質変化も自由自在だ」


 セイの意思の赴くままに、地面と建物が溶岩に変化した。


「相変わらずデタラメな力だな。民間人がいないと聞いた途端に容赦しなくなるとは」

「お前ら!【闘気】を使えないやつは後方支援に回れ!使えるやつは俺に続け!」


 ゼプスが先陣を切り、セイに殴りかかる。ゼプスの得意な武術系スキルは【格闘術】。肉体全てが武器という格闘家らしい男。その踏み込みは音を置き去りにし、踏み込みで吹き飛ばした溶岩が落ちてくる前にセイを肉片に変えるだろう。


 しかし、セイの実力も十分に高い。

 腕を振るうと腕に長さよりも遠い場所の溶岩が切れ、ゼプスの動きを封じる盾となる。

 『この』セイは精々C級冒険者程度の力しかない。しかし分割して弱体化するのは肉体の強度。つまりは【生命力】と【魔力】だけだ。鍛え上げたスキルのレベルは全く下がらない。


「くそっ!全裸で戦う変態でもここまで強いとは、自身を無くすぜ!」

「なら服を着る時間を寄越せ。俺が入浴中にお前たちが襲ってきたのだろう」

「つべこべ言わずにさっさと死ね!全裸でも強いとかおかしいだろ!」

「俺の体の全てが防具で、全てが武器。空気を掴めば剣になり足で触れれば俺になる。衣服など俺の戦闘力に一切の影響を及ぼさないんだよ」


「全裸の時に襲われたなら、死んでおけよ人として」

「むっ」


 セイがゼプスと殴り合っていると、背後からハイネスが襲い掛かる。俊敏な動きで突き出される槍を手の甲で受け流そうとして――——受け流せずセイの右手が何故か破壊される。


「は?なんだその槍」

「これぞ【防御無効】の効果を持つ神器。お前を殺すために特別に教皇陛下のお借りしてきたのだ。誇っていいぞ」

「ずるいだろそれ」


「俺を忘れているぞ!【星群拳】!!」


 前方からか防御不可能な槍が、後方からは地上から天に落ちる拳が迫りくる。

 絶体絶命。ランク10の吸血鬼であろうと死ぬピンチに、セイは何ら抵抗はなく攻撃の奔流に飲み込まれた。


 二つの破壊はぶつかり合うのを避けるように反りあい、周囲を塵に変えた。

 そこにはハイネスとゼプスの姿があるだけで、セイの姿は無くなっていた。


「いないぞ!やったか!?」

「我らの勝利だ!」


「……いや、死んでないだろうよ。この程度で死ぬなら苦労はない」

「【霧化】だな。俺たちの攻撃を受けてバラバラになりはしたが、そのまま全身を液体に変えて再構築したのだろう」


 勝利に沸き立つ部下に対して、二人は冷静に状況を分析していた。


「あたりー。この体でお前たちに勝つのは難しいし、そこまで頑張る理由もない。おとなしく次の街に行くよ。またねー」


 上空からセイの声が響く。視線を上げると、そこには一羽の鷲が飛んでいた。


「ふんっ」

「ぎゃー……なんちゃって」


 ゼプスの投げた石が鷲の肉体を貫通し、破壊し、数秒で全身が再生した。

 いや、再生ではなく再構築だ。飛び散った肉片を集め、全く同じ形に新しく作ったのだ。


「吸血鬼より化け物だな」

「お前のせいで涙するものがいる限り、必ず追い詰めて殺す」

「やってみな。いつか本体で相手をしてあげるよ」


 セイは飛び去り、後には破壊された街が残った。


「さて………………今回の独断をなんて説明するか」

「正直に言えばいいだろ」

「それだと、近くにいる魔族をあぶりだすためだと伝えることになる。はぁ……頭脳労働は好きだが、頭痛の種は無くしたいものだ」

「そうか。俺は街の復興のために体を動かしてくるから、難しいことは任せたぞ」

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