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ダンジョンコアの闘争  作者: ライブイ
1章 ダンジョンコアに取り憑きました
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1章キャラクター紹介・用語解説

・セイ


 主人公。現在十八歳。怠惰で潔癖、心優しく寛容だが野性的な青年。最も適正な職業はテロリスト。打浪静穏という名前だったが、生まれ変わったので改名した。

 日本で暮らしていたある日強盗に殺され異世界に転生。異世界があることも幽霊になったことも驚いたが、現実にあるんだからあるんだろうとあっさり受け入れる程度には肝が太い。

 死ぬ間際に思ったのは、「全力を出したい」ということ。それは悔いなく生きたいということであり、社会にも他人にも配慮しないということ。


 理想を掲げつつも現実主義であり、「こういう結果に持っていくのが理想的なのでこうすべき/こうすべきでない」、「ここはこうすべきだが、面倒だからやらない」といった原理で行動している。

 理屈よりも本能を優先するべきだと考えており、礼服を着て礼節を重んじつつも暴力をふるうことには抵抗が無い。動物的な考えが根本にあるため日本にいたころから人を殺すことを禁じる理由に共感できなかったが、「その社会のルールに合わせることが正しい」と結論づけていた。

 異世界に転生してからは社会のルールに殺人を強く禁じる項目がないので殺しにも手を出してみたところ、自分が殺しにあまり嫌悪感を抱かないことに疑問を抱き転生の影響を疑ったが、地球にいたころは人間もおろか動物も殺したことが無かったので、自分が最初からそういう人間なのだろうと今では開き直っている。


 物事が曖昧であることを嫌い、はっきりとしていることを良しとする気質があり、それは責任感にも表れている。責任感が強いというわけではなく、責任はその責任者がとるべきであるという考え。

 街が襲撃され被害が出れば、悪いのは襲撃者だが、責任を取るべきは領主や防衛できなかった警備兵。そのため人の死にも責任を感じていけず、友人や知人であっても、その人の人生の責任はその人だけのものであり、勝手にその人の責任を奪ってはならないとい信じている。その根っこにあるのは誰であろうと俺の選択とその結果は俺のものだという自我の強さでる。


 黒髪黒目という普通の日本人の容姿であり顔立ちも標準。背は平均だがこの世界の住人は日本人よりも背が高いので相対的に低く見える。


 転生したときは幽霊だったが、ダンジョンコアを取り込んだことで現在は魔物である。魔力が物質化した生き物であり、魔力が尽きない限り寿命も尽きない。その代わり魔力がなくなると死ぬ。

 魔物なので人族より能力値が高く、中でも魔力が多く育ちやすい。


 もともと戦う力など無かったが、スレイという剣士に教わり十分に戦えるようになった。一流には届かないが、一人前ではある。D級冒険者の上位に匹敵する。

 なお魔術を使ったほうが強い。


人は生まれよりどう育ったかの方が大切だと考えている。剣術や魔術は間違いなく自分がこの世界で身に着けようと思って身に着けた力なので、振るうのが楽しく、結果相手を殺すことになっても殺せるということは自分が身に着けた技術の卓越さの証明になるため進んで戦いたがってしまう。

 普通に危ない人なので戦場に行ったのは正しい判断。


・名前:セイ

・ランク:4

・種族:ダンジョンコア

・ジョブ:術式使い

・レベル:0

・ジョブ履歴:剣士、瞬剣士、魔術師

・ダンジョンコアランク:4

・年齢:18歳


・能力値

生命力:2050(1975UP)

魔力 :4780(4680UP)

力  :260(245UP)

敏捷 :544(544UP)

体力 :309(291UP)

知力 :840(815UP)


・パッシブスキル

剣装備時能力値増強:小

魔術力強化:小(NEW)

魔術耐性:1Lv(NEW)

物理耐性:1Lv(NEW)

怪力:1Lv(NEW)

気配探知:1Lv(NEW)

剣装備時敏捷強化:中(NEW)

軽装備時敏捷強化:中(NEW)


・アクティブスキル

剣術:6Lv(4UP)

闘気:5Lv(3UP)

結界:5Lv(4UP)

全属性魔術:7Lv(6UP)

魔力操作:7Lv(3UP)

高速思考:4Lv

並列思考:4Lv


・ユニークスキル

ダンジョンコア接続:3Lv(2UP)





・ララ


 故人。セイの相棒。セイと同い年。作者がアホなのでリタだったりしたがララが正解。

 セイが初めて会った異世界人であり、同い年で冒険者の先輩。戦闘能力は低く探索に適性がある。


 危ないところを助けてくれたセイに恩を感じて同行することになった少女。戦うことに適性があり戦い以外は面倒臭がってしまうセイと、戦闘に適性は低いがそれ以外は得意で勤勉なララはうまくかみ合いパーティーを組んだ。

 しかし半年後にララは脱落。セイの成長速度が速すぎて荷物持ちとしてすらついていけなくなり、冒険者を引退し冒険者ギルドの職員になる。


 セイとは友人であり相棒。それ以上の感情もお互いにあったが、お互い現状に満足していた。出会ってから一周年記念に何かしようとか考えていたが、お互いに忙しく、かつ死んだため流れた。

 残念。


 実は貴族の娘であり、家出した親不孝者。

 婚約者が嫌いだったと口にするが、それは口実で親の言いなりになるのが嫌だったというのが本音。九歳の時に家を飛び出し十年も一人で生き延びており、冒険者としての才能が作中屈指。

 戦闘能力が低いのを補って余りある才能があった。セイが他人の将来に口出しする人物なら現在も生き延びたかもしれないが、セイは昔誰かに聞いた「自分のことは自分でなんとかしなさい」という言葉を深く受けとめてしまった人物なので口出しはせずそうはならなかった。


 狂信者たちが呪術の生贄と拠点を確保するために街を襲撃し、その際に死亡。がれきに押しつぶされたが運よく即死であり、死んだ自覚も無い。


 現在はセイが生命の原型に入れたことで転生待ちであり、通常の赤子が生まれるのと同じ時間で再び生まれる。ただし記憶をどの程度持ち越せるかは不明であり、転生しても赤子の状態。





・ハナビ

 

 セイの娘。最初の村で育ててほしいと託された少女。

 現在一歳。まだ赤ちゃん。

 セイは義務感しか持っていないので常に傍にいてあげようという気持ちが無い。





・ナビ


 術の魔神がダンジョンマスターのために作ったナビゲーションシステム。ダンジョンの全てを知っていて補佐してくれる。

 セイがよく念話をしている相手であり、暇な時のセイの話し相手からハナビの子守までしてくれる優秀な人工知能。


 当然本来の使い方ではない。





・スレイ


 剣士。セイの剣の師匠であり、A級冒険者。まだ二十歳の女性だが、異次元の強さを持つ。

 傭兵団『修羅』の切り込み隊長。本来は師事してもらうには莫大な金が要るが、指導が苛烈すぎて誰も寄ってこない。なんなら金をもらっても教えてもらいたくないと評判。

 セイは武術の師匠が出来るのは初めてなのでこんなもんかと誤解して正式に師匠になってもらった。久々の弟子が嬉しかったため付きっきりで稽古をつけたためセイはめきめきと実力を伸ばしていったが、セイが魔力があれば肉体を復元できる生き物でなければ死んでいた。


 傭兵団『修羅』はしばらく戦争が無かったため休業中であり、冒険者として活動していたが、戦争が起こったので傭兵に復帰した。





・ライオス


 傭兵団『修羅』の副団長。鬼のように怖いおじさん。


 見た目は怖いが常識人であり、『修羅』が運営出来ているのはライオスのお陰と言ってもいい。戦闘能力はスレイより低いが、団体を指揮してこそ真価を発揮する。





・セレイナ

 

 十五歳の少女。神官。

 ある有力な神官の隠し子であり、回復魔術の才能があったため認知された。


 拍付けのために各地を回り教えを説いてたが、運悪くセイのダンジョンに挑むことになり、結果一人だけ生き延びることが出来た幸運な少女。


 普通の少女であり親に反発にお姫様に憧れていたが、自分は仲間を見捨てて逃げる様な醜い人間だったと自覚してしまい不安定になった。

 しかし新たな友人のお陰で乗り越え現在は聖女として活動している。





・アサル


 十五歳の少女。神官戦士。銀髪で極めて強い。栄養失調が長かったため子供の様な見た目。

 貧民街で生まれ貧民街で育ち、孤児院にも入れず犯罪に手を染めながら生きていたが、ある時流れの神官に拾われ神殿に入る。その後剣の才能があると分かり神官戦士になる。

 自分を助けてくれた神殿や教えを家族同然に感じており、口調は悪いがとても家族思いのいい子。


 しかしセイのダンジョンで瀕死になり、仲間に見捨てられ現実逃避。本来ダンジョンに侵入した相手は殺すのが一番だが、セイはちょうど精神操作の魔術の実験台を欲しかったため生かされた。


 現在は心を壊されハナビの介護人をしている。

 メイド風の格好をしているのはセイの趣味。とてもかわいそう。





・リリ


 ララの双子の妹。本編で名前未登場。出し損ねた。

 ララが家出したせいで結婚した哀れな境遇の女性。しかし貴族らしく政略結婚と割り切り愛人を多く作っていた。

 何も知らないうちに気が付けば処刑されそうだったがセイの取引が間に合い生存。ララと知り合いと知りセイに会おうとしたが、セイはその日のうちに出発したため対面はしていない。





・キュレイ・キューベーム


 故人。『邪血の邪神』キュベットを奉じる邪神崇拝者。迷宮都市タリオンに視察に来た貴族。名前は本編未登場。出す機会を逃した。

 

 一族が丸ごと邪神崇拝をしていたため彼もその流れで崇拝するようになった。邪神崇拝者になるべくしてなったというより、なるしかなかった人。

 しかし御使いを降ろせたので、もともと波長があったと思われる。


 悪魔をその身に取り込む能力を使うほど格の高い神官だったが、彼の秀でたところは時世を読み襲撃の計画を立てるところであり、本人はそもそも戦いに向いていなかったためセイに敗北。





・冒険者二人


 セイとララが最初に会った村にいた冒険者AとB。ダンジョンの危険さを伝えるために死亡する予定だったが作者がそんなことせずに早くすすめるほうがいいと思い出したので流れた。

 結果生き延びた。





・ステータスシステム


 神代の時代に作られた、異世界より侵略に来た邪悪な神々と戦う力を人類に与える仕組み。人間たちは戦いや生産など何かするたびに経験値が入り、経験値に応じてレベルや能力値が上昇する。経験値はジョブによってどの程度の量になるかが異なり、剣士なら剣士らしいこと、魔術師なら魔術師らしいことをすれば大量の経験値が入る。例えば農家が魔物を剣で倒しても農家ジョブは育たないし、剣士が魔術で魔物を倒してもさほど育たない。

ジョブに就くと一生特定のスキルに補正がかかり、習得や上達がしやすくなる。この世界で習い事をする際はこのジョブに就いていることが前提になる。


この世界の人間は地球人と同じだが、この仕組みのお陰で超常的な力を実現し魔物や魔族、たまに降臨する魔王軍残党の邪悪な神々に対抗出来ている。


・魔術陣システム


 ステータスシステムと並ぶもう一つの神々の加護にして武器。本来魔術は習得に時間がかかるが、魔物が自然発生するようになったため学んでいる時間はないと判断し術の魔神がこの世界に刻んだ新しい魔術の発動方法。頭の中で思い浮かべるだけで魔術陣が顕現し、この世界に刻まれた九種八段階の魔術が自動で発動してくれる。

 ただし最低限の正確なイメージと魔力操作が必要であり、子供があいつなんて死んでしまえと本気で思ったとしても発動することはあり得ない。


 なお最低限イメージとは、セイの感覚では昔ネットで見た海や溶岩、砂漠の画像を思い浮かべれば発動する程度。

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