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僕等たすゴマメがひとり同盟   作者: ももいろ珊瑚
3/20

3、ゴハンじゃ無いカリカリカリカリ……

 

  カリカリカリカリカリ………


 ドアの向こうに聞こえる様に僕は合図を送る

 こうすると来たのが僕ってことが通じて、寝てても跳び起きて広輔(コースケ)はドアを開ける……いつもなら

 今はこころの準備が要るかもしれない


   見ぬフリするのも武士の情けというもの、

   少し待ってみてからもう一回合図を……


  カチャ__上の丸いのが回って少しだけ開いた


「なんだよっ。ドラは食べてこいよ。オレに気を遣わないでもいいんだぞっ」


   そのつっけんどんないい様はナニ?

   美味しそうなニオイを後目に、

   話しを聞きに来た者対して失礼じゃないか

   そういう所がお子ちゃま対応なんだよな


 僕は何にも意に介せずの猫で(ていで)無理矢理ドアの隙間に頭を突っ込む


   お邪魔しマース!


「あっコラ入って来るな。困った奴だな」


   バ〜カ、強がったってそんな鼻声、

   泣いてたのモロわかりなんだょ

   僕に通用しないって

   アソコに見えてるのが証拠品さ


 ベットに跳びのって、枕のしたからハミ出してるタオルをほじり出して、これ見よがしにクンクンしてやった


「ハアー。ドラには隠せないな」


   当たり前のこと気にすんなって


「そうさ泣いてたさ。だって父さんってあんまりだろう?オレはまだ認めたって言って無いのにさっ!

 母さん以外の女の人に台所を使わせるなんて、絶対に駄目だ!母さんが泣いてしまう、忘れたと思わせてしまう。

 女子には優しくしろって、いつも人には言っといてだよ。母さんは死んだ人だから優しくしなくても良いってのか?」


 聞いてるこっちが、どこで息つぎしていいものか目が回る

それくらい、広輔(コースケ)吐露し(しゃべり)まくってる

 いろんなモヤモヤで一杯いっぱいになってて、ものすごーくガマンしてたのが分かった




コチラは3話目でした。

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