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学校の授業でたまたま手話を取り扱った

(田上くんもできるの?)


 俺がしたり顔で友達にあれこれ披露していると、遠くから笹原さんがそう手話で尋ねてきたからドキッと驚かされた。俺はうろたえながらも返事をする。


(うん。身内に耳の不自由な人がいて)

(通りで上手やと思った。私も同じなの)


 すらすら会話できるんだから彼女も相当の腕前だ。もしかしたら俺より上かもしれない。


 ちょうど先生が今のやり取りを見ていたようで、ぜひ前に出てクラスのみんなに披露してくれないかと言い出した。仕方なく、小恥ずかしい思いで彼女と2人、黒板の前に立つ。


「会話の内容は何でもいいから、ちょっとやって見せてくれ」


 何でもいいというのが一番困る。そもそも彼女と俺は普段、そこまで交流がないのだ。


 どうしようかと悩んでいると、彼女の方から先に手を動かしてきた。


(あのさ、いきなり訊いて悪いけど、田上くんは手話のセミナーって興味ある?)

(セミナー?)

(うん。今週末あるんやけど同年代の人がいなくて。もしよかったら一緒に行けんかな?)


 予想外の誘いに内心またびっくりする。


(う、うん。週末なら暇だし俺でよければ)

(ありがとう!)

(あっ、そしたら後で連絡先きいてもいい?)

(もちろんだよ)


 こんなふとしたきっかけで急に繋がりができるなんて、何だかくすぐったい気持ちがする。


 どうやらそれは彼女も同じだったみたいで、俺たちはお互いに見つめ合うと、同時にはにかみながら笑った。


「ありがとう。いやぁ、2人ともすごいな。それで何の話をしてたんだ?」


 先生の言葉に、今度は俺たちの声がそろう。


「ええっ!?」


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