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プリンセス・ブレイド  作者: 貴乃まさ吉
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最終話:『わたしたちは、ずっと一緒だよ。』

コルド王国を出て女神の神殿へ向かう途中、ナモリ村へ寄ることにしました


宿屋のおばちゃんに神殿の場所を聞いてみると、厨房からおばあちゃんが出てきました。

「神殿は村の裏手を出て森の中にあるよ~。どうして神殿に行くんだい?」

「女神に会いに行くんだよ」とさくらが答えました。

「それなら神殿の真ん中で三つの鈴を同時にならせば女神さまたちは来てくれるよ」とおばあちゃんは教えてくれました。



ようやく着いた神殿へ入ると女性の像が三体並んでいます


おばあちゃんの言った通りに鈴を鳴らすとまぶしい光とともに女神3人がケンカをしながら現れました。


「ルー姉があたしのアイス食べたからでしょ~~~!!!」

「名前書いてなかったもん!だから誰のでもないでしょ」

「せっかく、お風呂上りに食べようと思ってたのに!」

三女のノアと長女のルーシが言い合いやめようとしません。


「ねえ、二人とも、人前だよ。ケンカやめよ~」

おどおどしながら4人の様子を伺っています。申し訳なさそうにぺこぺこ頭を下げます。


4人も苦笑いをしながら姉妹のどうでもいいケンカを見てました。


「とりあえず、大陸間の問題とかその他諸々解決してきたんだけど~。わたし達は家に帰れるのかな?」

さくらが女神たちに聞きました。


ノアがこう言いました。

「いいけど。ルー姉があたしのアイス買って来るまでやらない!」

「わたしのチョコミント味あげるからそれでいいでしょ!」

「や~だ~!あんなの歯磨き粉みたいなの美味しくないもん!!」

「!? チョコミント味馬鹿にしたわね!許さないから!!」

4人は同じくこう思いました。

「「「「(はやく帰してよ!!!!)」」」」


シノはずっとぺこぺこ頭を下げています。


すると、閃いたかんながノアに言います。


「アイスなら何でもいいのか?」

「ん~~、あたしのデラックスストロベリーベリーよりおいしいならいいよ!」

「絶対うまいぞ!ちょっと待ってろ!」


そう言いさくらを連れて神殿を出ました。


数分後


二人は紙袋を抱えて戻ってきました。


「なになに~~」


ノアが覗き込むとたくさんのアイススネークが入っていました。

「何これキモイ」

そう言い引き気味なノアにかんなとさくらが言いました

「そんなことないぞ!めちゃくちゃうまいんだ!」

「そうだよ!とてもおいしくてやめれなくなるんだから!!」


凄く大げさな演技をしてノアの気を引こうという作戦でした。

これに気付いたゆりとえりかも続けて言います。

「そうですね。おいしすぎてもうどうにかなりそうですよ!」

「うんうん!突然食べたくなるのよね~~」


そう言われると興味が出たのかノアが一本取り食べ始めました。

4人はゴクリと息を飲み見守ります。

「!? おいしい!!ナニコレ!」

作戦成功です!

「だろ?おいしいだろ?もっと欲しいか?」

「ほしい!」

「この紙袋二つ分上げるから私たちを元の世界に返してくれるか?」

「うん!いいよ~~~」


4人は元の世界に帰れることに安心しました。


すると、シノが口を開きました。

「元の世界に戻るとこの世界にいた時のことは忘れてしまいますがよろしいですか?」


「そんなの嫌だよ!」

さくらは泣きそうな顔で言いました。

「でも、ずっとここに居るわけにもいかないだろ?」

「大丈夫!戻ってもまた会えるさ!その時は4人ずっと一緒だ!」

かんなはそう言い、ゆりとえりかもこう言いました。

「少しのお別れです。また会えますよ」

「そうよ!だから、めそめそしないの!」

そう言われさくらは涙を拭きました。


そうこうしている内に女神達が元の世界に続く穴を開きました。

「向こうへの出口を開いたわよ!はやく入って!」

神殿の中央に底の見えない穴が開いていた

「ちょっと待って~。はい!これみんなに上げる!」

ノアは4人に鈴を渡した。


「これ何?」

さくらは聞きました。すると、笑顔でこう言いました。

「女神のお守り!大事にしてね!」

「それじゃあ、みんな~げんきでね~~」


4人は穴に飛び込み元の世界に向かった。


「それで、さっき渡した鈴は何だったの?」

シアが聞きました。ノアはニコニコしながらこう答えた。


「ヒ・ミ・ツ!」





「あれ?寝ちゃってたのかな?」

横になっている体を起こすと外は暗く、テレビの画面にはスタッフロールが流れていた。

すると、右手に何か持っていることに気付きました。

「この鈴なんだろう?こんな特典あったっけ?内容も全然覚えてないや」

「でも……どうしてこんなに涙が出るんだろう?」

その夜、涙腺が壊れたかのようにずっと涙が流れました。




~二年後~




「ここの大学のゲーム研究会すごく有名らしいけど、どんな人たちなのかな?入りたくて頑張って受かったけど怖い人達だったらどうしよう」

そんなことを考えながら校内に入っていくとサークルの勧誘に会い、人の多さにビビり俯きながら歩いていました。


「おい!お前!ゲーム研究会に入らないか?」


びっくりしたのと同時に懐かしい声に顔を上げると、そこには懐かしい人たちが立っていました。


「おかえり!」

「おかえりなさい」

「おかえり!待ってましたのよ!」


溢れそうな涙を堪えてさくらは笑顔でこう言った。


「ただいま!」

~終~


最後まで読んでくださった方々、どうもありがとうございます。本当にうれしく思います!!

少し感想頂けると次回作へのモチベーションが上がります。

自分の感想は文章の書き方をもっと勉強して統一できれば見やすくなるのかなと反省しています。

次回作に生かせるよう頑張りたいと思います! よろしくお願いします。


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