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切ない恋
私は………俺は……450年前……
私は自分の専任騎士に恋をした。
俺は自分の主人である王女に恋をした
一国の姫とその騎士はお互いに意中にないと必死に隠し好きではない人と結婚した。
その二人はお互いに好きなのを知らず結婚する時お互いに手紙を送った。
そして、やっとお互いに思っていたことがわかり悲しみの中新しい家族と暮らし、時折手紙のやり取りで思いを想いを深め合うなどをしていた。それでも周りに気づかれないように護り、護られる暮らしをしていた。
長い月日が流れまた、私は………俺は……
私は国の筆頭の公爵家の現当主様に恋をした。
俺は自身の領地の一般人の人に恋をした。
お互いに前世の面影を残しながらも……。
惹かれ合うように前世の記憶を持ちながら再び恋をした。前世ではできなかったことを今世ではしよう。あの時より深い深い愛。
触れ合いを………温もりを………。