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N.river 連作お題短編集  作者: N.river
お題連作 3回目(2023 note内 【毎週、ショートショート】ヨリ 400文字縛り)
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2023年 あとがき

十年前頃からときおり、出されたお題を消化しつつ、つなげて一つの物語を書く、というゲームをやっています。(過去作は公開中)

プロットの意味を問う実験であり、アドリブ力を磨く? 練習かしらんと思い挑戦してきました。確かに過去作、それなりにまとまっており、案外、長い一つの物語を紡ぐこともできています。

そうなんです。これがやればできるもので、書く物語の性質にもよりますが、プロットは必ずしも必要ではないよなと感じることができました。

(サスペンスなどのタネあかしがない限り、もしかするとプロットは書き手のための保険でしかないのかもしれません)


ただし、そうもまとめることが可能であったのは、ひとえに「お題」が単語、しかも辞書から引っ張り出された単語であったところが大きかった、と今回を経て実感しています。

というのも今回のお題は全て、お題カードというものを二枚、ランダムに引いて、そこに書かれていた単語をつなげ、ひとつのお題にするというかなりアクロバットなものだったからです。

組み合わせによっては、なんぢゃそら! なものも少なくなく、それらを消化しつつひとつの物語につなげて書くことはかなりハードワークでした。

本当に。

どんなお題が次に出されるのか、全くもって先が読めないので。

本当に、本当に。


ということで、2013、2016、と挑戦するたびにギアが上がって来たお題連作短編、ここに極まれり、と言わんばかりのトンデモナンセンス作品が爆誕と相成りました。ところどころ無理と断念するケースもありましたが、一応、400字縛りというルールもあこなしてきましたし。

なもので、こうするほか難題お題をクリアすることは不可能だったとご理解ください。

まったくもって不透明な成り行きに、よく分からない設定やら、矛盾もてんこ盛りですが、ご笑覧も、大いにご笑覧、鼻も鳴る鳴る、ぴーひゃらら、で楽しんで? いただければ本望です。


次回、もし、同じ「毎週、ショートショート」で挑戦することがあれば「一つの物語」の概念、構造を一新しなければならないと思っています。

例えば一話読み切りの連載小説のようなもの、ドラえもんスタイルといいますか。しのぐ術はそれしかないと。


しかしまぁ、とんでもなく一人遊びの極致ですね。

それでもよければ皆さんもお試しください。

不意打ちに色々揺さぶられるので、ナニカ、見えたり掴めたりするかもしれません。

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